店名のつけ方及び商標登録などについて
店名の付け方については以前も述べたことがあると思いますので、そのポイントのおさらいに加え今回はオリジナリティあるネーミング考案方法とさらに商標登録の話にまで踏み込んでみたいと思います。
まず、店名についてですが最も大切なことは何より「覚えやすいこと」です。
フレンチ、イタリン等のレストランでよく見受けられるのが「読めない店名現象」です(笑)。
私個人の考えとしてはカフェでこれをやらないほうがいいと思うのです。
さらに最近とんでもなく奇怪なネーミングで集客しようとしているお店なんかもありますが、1、2年の営業で終えても良いという一過性のブーム狙いでないのであれば出来るだけ奇をてらわない、シンプルなワードが一番だと思います。
そして「店名で何屋さんなのかがわかる」ことも超重要です。
「フレンチでもイタリアンでも呑み屋でも食堂でもなく『カフェ』」なのであれば○○カフェとしておくとわかりやすいです。
これはまず店名だけで「業種」が特定できるという利点があります。
また「〇〇珈琲」と○○に店主の名前をつけるお店も多く、丸山珈琲や堀口珈琲なんかもそうですが、これは店主の名前も業種も両方覚えてもらえる効果がありますが、そうした場合ぜひとも店主の方自らが凄い人になってください(笑)。
というのはやはり店主自らが有名人(全国的にという必要はまるでなくて、その地域限定で充分です)になることで特にその店主がワンオペもしくはそれに準ずるか少なくともその店に行けば必ずいるというお店は求心力があるはずです。
※そんなわけでカフェラボメンバーの草津の森田コーヒーの森田さん、草津の有名人になってください(笑)。
さて、さらにもう一歩踏み込んで「業態(コンセプト、雰囲気等)」もにじみ出てくるような名前だとさらに良いと思います。
「古民家(業態)カフェ(業種)」「ブック(業態)カフェ(業種)」「怪獣(業態)居酒屋(業種)」などで、これらはもう名前を聞いただけでかなりイメージがわきますよね。
普及の時代はとうの昔に終えて選択の時代になったカフェ業界はまず「どんな店なのか」をわかってもらうことが大事でその第一歩が店名であります。
そしてこれは必ずしも最優先事項ではありませんが、意外に開店後ボディブローのように効いてくるのが「あまり長い名前にしない」ことです。
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