決め手はもちろんクオリティ
前に私はほぼ確実な集客方法は「一人一人に一言コメントを添えて誘う」ということを述べました。
その中でもちろん「それでも来ない人はいる」とも言いました。
この「それでも来ない人もいる」しかも確信をもって「来ない」を判定している場合がもちろんあります。
都合、時間も空いてるし予算も不満じゃないけど「来ない」というジャッジをする人は当然存在します。
それはどういう人でしょうか?
そうです、それはそのイベントそのもの(または主催者やアーティスト)に魅力がない、クオリティが低いのがわかっている、期待がまるで持てない、という身も蓋も無いことが理由です(苦笑)。
このあまりにも当たり前の「クオリティ」の追求から絶対に目を背けないでください。
昨今「美味しいメニューだけじゃ店は流行らない」とか「美味しい店なんていくらでもある」などと言われていますが、これはあくまでも「美味しい商品がある」ということが大前提なわけですからそこを見誤ることのないように気を付けたいものです。
ニュアンスとしては格言で言われる「努力した人が成功するとは限らない、しかし成功する人はすべからく努力している」みたいなものに近いと思います。
「いや、努力もしてないのに成功したヤツを知っている」とか「いやマジで不味いのに流行っている店を知っている」とかの意見は、はい、確かに存在はします。
でもさすがにその店は10年続くことはないと思いますし、そんな例外に目を向けずに「クオリティから目を背けない」を今一度見つめ直してください。
圧倒的クオリティへの強烈なヒントをここでもう一度お伝えします。
それはまず看板メニューを決め、そのメニューの原価をたっぷりかけるということです。
コーヒーならコーヒー豆、肉料理なら肉、魚の例えばまぐろならまぐろ、といったようにその看板メニューの原材料と呼べるものをハイクオリティなものにし、かつ使用量もたっぷりかけるのです。
そのためには一般的にその業界でそれはどのくらいの分量が統計的一般的数値なのかを隈なく調べます(コーヒー豆は一杯あたり10gが平均だという神話をいったん調べ、さらに実際はもう少し12,3gを使用してる店が多いなどのこと)。
それをしっかり上回るというだけで驚くほど圧倒的にハイクオリティな商品になってくれたりもします。
職人でも料理人でもパティシエでもバリスタでもない素人脱サラ組の個人がクオリティで勝負するならまずこの方法を抜きには考えられません。
そしてこれにより「他所よりかなり原価が高い」となってもそれは甘んじて受け入れましょう(原価をケチって客がゼロならなんにもなりませんので)。
こうしてハイクオリティな商品を常に提供しているお店であれば先に述べたような「一本釣り」による勧誘にも「久しぶりに行ってみようか」となるものです(※ここではあくまでも過去に一度はそのお店に行ったことがあってしかもそこの商品に満足したことがある人への勧誘というケースで考えています)。
さて、クオリティ以外にもう1つ重要なことがあります。
確信をもって「来ない」を判定され、仮に都合、時間も空いてて予算も不満じゃないけど「来ない」というジャッジをされるのは「魅力がない」以外にどんな場合でしょうか?
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