取材が来た場合の対応と絶対にやったほうがいいこと
今回は皆さんのお店にめでたく何等かの取材、またはロケがあった場合にどうすべきかということを述べていきます。
まずは取材が1つ来たということはそれだけで物凄い宣伝費に該当する(その効果のほどは前回述べたように近年はあまり高くはなくなってきているものの店側自らが行うただの宣伝広告よりは数百倍の効果はあります)ということをくれぐれも忘れないようにしてください。
珈琲文明の創業時、多くのテレビ局や有名雑誌の出版社に「プレスリリース」と言いまして、「この度横浜市白楽に新しいカフェをオープンしました」というFAXを数打ちゃ当たる作戦で送りまくりましたが、結果的には数打っても一発たりとも当たりませんでした。
本当にただの一社からも何も反応はありませんでした。
現在まさかFAXを送る人はいないとは思いますが、おそらくメール等でダメ元で送信するお店は多いかもしれません。
でもおそらく先方は最初の一行もしくは件名だけ見て瞬殺で削除するのだと思います。
私はこの創業当初の苦い思い出があるだけにひとつの取材の有難みを身に染みて感じていますので、その後取材がどんなにたくさん来ようがどんなに小さな取材でも全身全霊で対応することに決めています。
単なるイチ喫茶店である珈琲文明に無数の取材が入るようになったプロセスを(実際これは自分自身もミステリアスなものだったので・(笑))冷静に分析した結果の話をします。
まず最初に来たのは神奈川大学の学生さんが手掛けるフリーペーパーでした。
その後、地域のタウン誌の取材の話が来ました。
その後、「カフェアンドレストラン」という専門誌の取材が入りました。
以後省略しますが小から大へと雪だるま式に取材件数が増えていきました。
おそらくですが、何かの取材で記事になる時点でそれねりにネットの検索が高まり、取材記事が増えるとそれに比例して「横浜、カフェ」みたいな検索の上位に来たりするのではないかと思われますが、ひとつこれは驚いたことなのですが、非常に大きなテレビ番組(これまでの例でいえば「ちい散歩」「孤独のグルメ」「モヤモヤさまぁ~ず」等)はロケハン隊が自分の足で探すとのことで、実際に「ちい散歩」のディレクターさんに訊いたところ「ネット情報はあてにせず必ず自分の足で探す」とのことでしたので、超有名どころは意外にもネットじゃないらしいのですが、それでもまずその取っ掛かり(候補選びみたいな段階?)ではネットを使っているような気もしますので、とにかく小さな取材やロケ等をひとつひとつ丁寧に対応し数をこなしていけば巨石も動くというものかもしれません。
この辺の詳細は以前「取材に至るまでのメカニズム」で述べていますのでそちらを今一度ご覧ください。
さて、それでは皆さんのお店にめでたく取材のオファーが来た場合のすべき対応についてのポイントをまずは結論から列挙していきますね。
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