オーナーが店に立ち全てのお客様に応対していることの強み
個人店の強みシリーズを続けます。
ワンオペ(もしくはご夫婦2人体制)個人店はオーナーが常に現場にいるということです。
これ実は凄い強みでして、お客様からしてみたら接客した人がそのお店の代表であるということは多大なる安心感に通じるものなのです。
大きな会社ですと、ある平社員が何か大きなヘマをしてしまって問題になるとその後その平社員の上司が応対して鎮静化を図るというように、またクレームにしてもその対応に社員の肩書を上げていくことでお客様側も留飲を下げるといったことがよくあります。
ワンオペ個人店の場合、そこにいる店員がその店の「最高執行責任者(COO)」でもあり「最高経営責任者(CEO)」でもある、そうです、いきなりトップ対応なのです。
カフェ以外にもビストロのオーナーシェフにも言えることですが、そこの店員さんが即ちその店の代表であることはお客様にとってそれがとても好ましいことであったりします。
メニューの原料、素材のことや店内にある家具や調度品に至るまで即答で返すことが出来て、クレームにも回りくどい対応ではなくいきなり代表が対面して誠意を尽くして謝罪したり、場合によっては陳謝をせず厳しい態度で臨んだり、いずれにしてもお客様にしてみれば常に目の前にはそのお店の「ラスボス」がいるというのはどちらかというと望まれていることだと思います。
またそういう状態(店員がオーナーである店舗)を好ましく感じる人が個人店に足を運ぶのだとも思います(私も断然そういうお店を好んで選びます)。
もちろんお店の代表としてあなたは様々な問い合わせ等に理路整然と淀みなく話し対応できる必要があります。
ただこれをあまり苦痛に思わないでください。
店舗を作る際から運営までの日々のあらゆる工程にあなた自身が噛んでいるわけですから結果的にあらゆることに対応出来てしまうんでどうか心配なさらずに。
ちなみに私のお店に来たお客様がいろいろ訊いてくる質問の中で、当然三大コンセプト「サイフォンコーヒー、天井劇場、カレーパン」のことは多くそれらはこれまでに取材などでも散々答えてきてるので当然慣れていますがそういうこと以外にも本当に様々なことが訊かれますが全てに完全に答えることが出来ます。
ごく最近実際に訊かれたことを実例として挙げますね。
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