イラストレーターから学ぶ英会話の勉強に大切なこと

YouTubeのCEOの２０２１年の挨拶を見ました。二人の子供を育てるために借金をしていた黒人のYouTuberさんの話がありました。自分の子供の将来の為に決意します。アニメを作って配信しよう、と。二人の子供を寝かせた後毎日YouTubeを見てイラストとアニメの作り方を勉強したそうです。今では１００万人以上のフォロワーがいる方です。決意の力ってすごいですよね。それを見て単純な私は「イラスト」ってどんな物なのかな、と早速イラストの描き方のYouTube動画をいくつか見ました。そこで、絵と英語の共通点が私の胸を打ちました。

本番の絵を書け

イラストの描き方動画って結構面白いです。飽きません。その中で二人ほど全く同じアドバイスをしていました

本番の絵を書くこと

「絵を練習しているのにうまくなりません」という悩み相談メッセージを良くもらうそうです。私が視た二人のうち一人は普段は視聴者の質問に回答しないそうですが、あまりに多いので回答したそうです。どうやったら英語がうまくなりますか？という質問と似ているな、と思いました。

二人の内容に共通していたことは「絵の練習をする人」は「自分の好きな絵」をひたすら描く人が多いそうです。

本番を意識するとどうなるか

「いきなり本番なんて無理だよ」と、みんな言う、と言っていました。でも二人共大丈夫だと言うんです。

本番があるから苦手な部分も必死に練習する

と、言うんです。
苦手な部分を改善するために資料を集め始めるそうです。
・人物の向き
・背景の詳細
・物の質感
・構図・配置
今まで考えてましたか？と。本番をやると意識するようになるんです、と。

アニメーターのお二人スパルタだと思いませんか？
だったら、絵の上達の近道は、上のようなことを意識しましょう、でいいと思うんですよね。でも、そうじゃない。「最初から本番の絵を描こう」と言うんですよ。

できないのは分かってる

やってみること、やってみた結果をきちんと分析すること。自分の課題を明確にすること。その課題を文字にする・書き出すこと。そして一つ一つクリアすること。本番までに。時間制限がある。やらなくてはならない。

それが上達への近道です。

全然近くない、ですよね。でも、イラストのクリエーター二人共「本番をやろう」と言うんです。何か物事の本質を感じます。

とりあえずトライ

私は英語できなくてもワーホリにトライしてみるべきだと考えています。そこで学ぶことはかけがえのないものです。でも忘れてはいけないのは、

必要な資料を集めること

です。

イラストレーターのお二人は、資料を集めると言いました。その資料はどうやって集めるのでしょうか？

自分の課題を認識する

課題解決のための資料を集める、ということですね。本番をやれ、というのは、「好きなことばかりやらずに、課題を認識し、一つ一つクリアすることに全力を注げ」ということです。英語も一緒です。本番、「ネイティブと会話をする」ことで今までにない気づきが本当にたくさん生まれます。やっぱり、実際目の前にネイティブがいてしゃべろうとすると「あれ？」ってなるんですよね。

イラストと英語の違い

私は本番・いわゆるとりあえずワーホリに行ってみるのを勧めています。でも、ワーホリだけでは上達するとは言えません。

実際は英語にはボディーランゲージという最強の必殺技があります。英語という武器を磨かなくても伝わってしまうんです。

逆に、私はその伝わる楽しさを是非多くの方に知ってほしい。みんながみんな完璧を目指す必要はないと思ってます。完璧を目指したい方は目指せばいいと思います。正直海外に行っても「英語がうまくなりたい」と夢を見たまま夢で終わる努力しない人はたくさんいます。

それでも、「英語の勉強は苦手」「でも英語話せるようになりたい」と思っている方にとっては、
・辛い勉強　と
・あの時、あのシチュエーション
がリンクすることによって大きな学びが生まれます。自分がうまく話せなかった時、無意識下で課題だと思っていたこと、と学習がリンクするって、勉強を続ける人にとってはとてつもない喜びになります。それが英語学習者にとっての海外に行ってみる、という「本番をやる」価値だと思います。

最後に

私は１年でペラペラになる、とか、聞き流すだけで英語がペラペラ、とか、そんな楽な事を言う気は全くありません。英語はそんな単純じゃないし、だったら私はもっとペラペラです。

が、目的が「英会話」という条件付きで自信を持ってお伝えしている事があります。

「英会話」だけやったらいいんです。

英語がうまくなりたい方は、別です。あくまで「英会話」の話しです。英語は奥が深いし色々しないといけないですよ。私も英語はうまくなりたいです。ネイティブみたいに発音良くなりたいです。努力しかありません。

ただ、世の中みんな努力出来る人ばかりではありません。英語ってそんなみんなが努力しないとダメな神聖なものではないと思うんです。

英語は楽しい、海外行ってみたい。
それだけじゃダメですか？
いいんです。

そんな方々を心の底から応援しています。
是非、この記事を最後まで読んでくださった方の、一人でも多くの方が自分の心の声を信じ、胸を張って挑戦していってほしいと願っています。

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