#208 風邪をひいてありがたかったこと / 散歩
風邪っぽくて
だましだまし仕事に行っては帰宅後すぐ寝る日々が続いた。
お休み中に横になって身体を休めようと決め、
部屋にこもって籠城状態。
咳が治らなかったので
家族にうつすといけないという気持ちもあったのだが、
堂々と体調悪い宣言をしてこもっていたら
主人が
「スパゲティ作るけど食べる?」
「食べる」
ソーセージと玉ねぎがたっぷりのイタリアンスパゲティを作ってくれた。
「はい、できたよ」
美味しいうちに早く食べてというオーラ満載。
その好意を無下にしないようフラフラと出ていくと
テーブルの上のトレーにフォークとセットされた
オレンジ色のスパゲティが湯気を立てていた。
「わ、おいしそう。いただきます。」
私が寝込んでいる間、
残ったカレーをカレードリアにリメイクして作ってくれたり
豚汁や里芋の煮物なんかも作ってくれた。
栄養のあるご飯を食べられて本当にありがたい。
ありがたいといえば仕事中、
喉がイガイガすると言ってたら
同僚が「これあげます」とトローチを3つ渡してくれた。
さっそくひとつ口に入れてみたらこれがよく効いた。
今手元に持っていたトローチを全部くれたようだ。
「すごく楽になった。ありがとう。」と伝えたら
「ああよかった!私も喉が痛い時あれ飲んでて。」
喉もスッキリ、気持ちもほっこり。
風邪をひいたのなんて何年ぶりだろう。
何日も喉の痛みや鼻水に悩まされたけれど
布団に本を持ち込んで読んだり観たかったドラマを観たり。
こんなにありがたいことはないな。
食事も準備してもらえてゆっくり休める状況であることは
あたりまえではない。
おいしいご飯を作ってくれた主人に、
トローチをくれた同僚に、
ゆっくり布団に横になって休めることに感謝だ。
きのうから部屋中に掃除機をかけたり観葉植物に水をあげたり
少し乱れ始めたキッチン周りを整えたり動き始めた。
9月から始めた朝の散歩も細々と続いている。
最近は帰ってくる頃には耳のあたりが冷たくて痛い。
マフラーを巻いたりニットの帽子をかぶったり
冬のおしゃれの楽しさもあるけれど
今日はやめとこうかなと思う日も増えてきた。
せっかく定着し始めている散歩、
ここで先細りしてはやめてしまいそう。
何か楽しいことを散歩にくっつけるか、
3分だけ近所を回ってくるとかでも
とにかくできるだけ散歩に出ることが継続できる方法を
模索してみよう。
ふんばりどころ。
歩き始めると、
その先で出会う紅く色づいた木々や、その葉が散る景色、
自然の美しさや季節を感じて見とれたりする。
散歩は健康面だけでなく精神面でも良い効果があるそうで、
それならやらない手はないと始めた。
Googleで散歩の効果を検索するとAIによる回答がすばらしい。
生活リズムの改善と睡眠の向上
全身の代謝の向上と体質の改善
ストレスの発散とメンタルの安定
心肺機能の向上と全身の血液循環の改善
、、、、etc、etc、、、
こういうのを読むと改めてやる気が出る。
私は自然やいろんなものを見ながら歩くのが楽しいのと
朝日を浴びるのが良いということで朝の散歩にしているが
60代半ばの知り合いは仕事が終わってから夕方歩くのが
何年も日課になっているそうだ。
暑い真夏も寒い真冬も何年も続いている。
時々用事ついでに「今歩いています」とLINEが来て
こんな寒い時に歩いているの!と驚くことがある。
とてもお元気だ。
🌱お読みいただきありがとうございました(^ω^)