慕いたくなる上司の条件

「仕事は、楽しいものだ」

これは僕が慕う上司に教えられ、僕自身の人生における指針となっている言葉である。

仕事をしていると楽しくなくなる瞬間は人それぞれあるとは思うけれど、その大半はきっと「職場の人間関係」。とりわけ、多くの時間を共に過ごし、自らの評価をも司る「上司」の存在は誰しも大きいはずだ。

そんな僕自身にも上司がいる。しかも正社員/フリーランスとして2つの企業に属しているため、異なる上司(というか社長)が2人。

ここからが本題。

先日それぞれと1on1をした際に「この人と一緒に仕事をしていけたら楽しいだろうな」と再認識した「慕いたくなる条件」がある。

変化を受け入れ、行動してくれること

1on1では今の仕事の達成度や課題感、自分へのフィードバックなどもあったが、一番に時間を要したのが「社長/会社へのフィードバック」。

事業のこと、組織のこと、日々のコミュニケーションのこと……。いま感じてることをオブラートに包みつつも直球に、洗いざらい話した。

そして、ひとつひとつに対して頭ごなしに否定するでもなく、嫌な顔をするでもなく聞いてくれた。

もちろん「うん、うん」と聞くだけでなく、認識とズレてることに対しては、それぞれの解釈を挟むが、本人たちも自覚していることについては「それは申し訳ない」「変えていかなきゃいけない」と伝えてくれることは心理的安全性が満たされる。

またできることについてはそのあとすぐに、少し時間がかかることでも1週間以内には行動に移してくれて良い方向にどんどん変わっていっている。

この「変化を受け入れ、行動してくれること」こそ、僕が考える「慕いたくなる上司の条件」だ。

伝えたい想いはきちんと準備して、事前に共有

一方で、伝える側にも大事なことがある。それは「伝えたい想いはきちんと準備して、事前に共有する」こと。

誰しもいきなり自分へのダメ出しをバーッと言われると抵抗感があるし、それが的を射ているとのだとしてもムッとしてしまうことがある。

けれど事前に準備されアジェンダとして共有されているだけで、冷静に受け止めて考えを整理できるし、何よりパッと出のフィードバックよりも「きちんと考えてくれてるんだなぁ」と思えて好感度が高い(自分の体験談)。

それでも上手くいかないときはある

とはいえ、人と人なのでどうしても上司/部下の相性というものは存在するし、上手くいかないことはたぶんにある。

しかし、採用/人材配置のミスマッチは、企業自身の息の根を止めることに繋がり、また一個人のキャリアをも変えてしまう恐れがある。

ある部署で評価が低かったような人が、別の部署に移った途端、人が変わったように大活躍して評価がみるみるうちにアップすることはよくあること。一方で、誰からも期待される新人が、人間関係のトラブルによって精神的に壊れてしまったというのもよく耳にするだろう。

かく言う僕自身にも心当たりがある。

以前関わっていたプロジェクトで、とある先輩のキツい接し方と成果至上主義のマインドに苦しくなり、帰り道の電車のなかで「なんのために働いてるんだろう」と思い悩み、はじめて仕事が嫌いになりそうになる瞬間があった。

そのときにふと思い出した言葉こそ、冒頭に紹介した「仕事は、楽しいものだ」という僕が慕う上司の一言だったのだ。

そうした採用のミスマッチを過去のものにするべく、グラムという会社で「Jobgram(ジョブグラム)」というサービスを開発している。

▼Jobgramについてはこちらも

一歩一歩ではあるが、少しずつ自分たちのできるところから「採用の仕組み」をアップデートしていきたい。

ご興味のある方は、グラム社へのお問い合わせ、もしくは城後のFacebook or Twitter 宛にお気軽にDMいただければと思います。

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Kento Jogo
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