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Deep Yin
深掘り陰ヨガ40時間コースに参加して
11月末に「深掘り陰ヨガ」の40時j間コースに参加してきました。
実はこのコース、事前に「陰ヨガ1」を受けた方が理解が深まり良いと思いましたが、日程がどうしても合わず、ようやく今回参加できる機会が訪れました。
タイトスケジュールでしたが、フランスで先生の研修で学校の授業がキャンセルされるのは珍しくないため、通常クスは事前にヴァカンス中に追加開催し、参加することができました。
陰ヨガの哲学と実践
陰ヨガは中国の道教思想に基づき、自然の流れに沿った生き方や、タオの哲学から発生しています。そのため、中国医学や経絡についても基礎的なレクチャーを受けました。
ただ先生方かたからは「私たちは中国医学の教師ではなく、指圧を学んだヨガ教師だから、くれぐれも自分が中国医学と指圧を習ったなどと言わないように」と念押しがあり、中医学や指圧を専門的に学ぶものではないことが強調されました。
コースでは、ツボとポーズを組み合わせたアレンジや、ボールを使った実践を行いました。特に「陰のエネルギーを蓄え、適切なタイミングで陽のエネルギーを解放する」プロセスに重点をおきました。
腎臓や膀胱のように「溜めて出す」流れを意識しながら、ポーズをしている時のアジャストの練習はとても興味深かったです。
季節に応じたツボにあわえてポーズを考えるアプローチも行いました。これにはアーユルヴェーダの自然のリズムと身体エネルギーのリズムが密接に関係しているという考え方が反映されており、中医学の経絡や季節ごとの五行説とも繋がっています。
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チャクラと経絡の違い
チャクラと経絡はどちらもエネルギーの流れを扱いますが、その考え方や目的が異なります。
チャクラはインド哲学(アーユルヴェーダ)を基盤に、体内にあるエネルギーセンターとして精神的な成長や意識の条項に焦点を当てます。また、アーユルヴェーダにはチャクラに加え、"マルマ(ツボ)”という概念もあり、体とエネルギーを結びつける点では中国医学の経絡に近い部分があります。
経絡は中国医学の概念で、身体全体に広がるエネルギーラインを指し、臓器や感情と密接に関連し、健康維持ヤバタンスの調整を重視します。
アーユルヴェーダ
宇宙、エーテル 風 火 水 土
チャクラと深く結ぶついています。
春 ー 第4チャクラ、アナハタ ハート
夏 ー 第3チャクラ、マニプーラ 太陽神経そう
秋 ー 第2チャクラ、スヴァディシュターナ 仙骨
冬 ー 第1チャクラ、ムーラダーラ ルート
季節の変わり目 ー 第7チャクラ サハスラーラ クラウン
Yinヨガ 5行説
bois木 feu火 terre土 métal金 eau水
臓器や感情と深く結びついています。
春 ー bois(木) 肝臓、胆のう
新しい始まり、計画、決断力
肝経と胆径を伸ばしたポーズ(蝶、寝ながらツイスト)
感情浄化、ストレスの軽減
夏 ー feu (火) 心臓、小腸
喜び、情熱、人間関係
胸、肩を開くポーズ(スフィンクス、メルティングハート)
心径を刺激する、感情のバランスを取る
陽エネルギー調整
晩夏 ー terre(土) 脾臓、胃
安定、消化、内面的ケア
太もも、鼠蹊部 (龍、カタツムリ)
消化機能、グラウンディング強化
バランスと安定感
秋 ー métal(金) 肺、大腸
呼吸、手放し、悲しみの解放
上半身、腕を伸ばす (半蝶、キャタ)
呼吸に集中、肺のエネルギー浄化
手放すテーマ、感情を開放
冬 ー eau(水) 腎臓、膀胱
貯蔵、内省、恐れの克服
太もも裏、背面を伸ばす(龍、毛虫、蝶)
腎、膀胱径を刺激、エネルギーを養い冷えや疲労を緩和
瞑想、内省の時間を作る
ボールを使った新たな感覚
今回の実践ではさまざまなサイズで硬さの異なるボールを使いました。
大きいボールはお尻やハムストリング、膝裏に、小さなボールは手のひらや眉間など細かい部位に使用。
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陰ヨガを通して改めて感じたのは
力を抜く
本当にリラックスした状態に身を置くことで、自分の中に潜んでいる無駄な力を解放できるということです。無理に柔軟性を求めるのではなく、事前と体が柔らかさを取り戻していく感覚がありました。心も体も力を抜くことの大切さを、今回の学びの中で改めて実感しました。