意思表示してきた生徒
バレエは現状維持でさえずっと練習し続けなければなりません。
音楽、ブログ、どんな仕事にしても毎日続けることに意味があるといいます。
(note毎日綴ってませんが…)
フランス語で勉強することを、お馴染みトラヴァイユともいいます。勉強は仕事。勉強も仕事も毎日やってナンボなのです。
練習、稽古すき?何かできるようになりたくないの?と考えさせられました。
自分への確認のために記録にすることにしました。
ショックな気づき
かなり甘やかしている方だと思っていた。先日わたしは、この泣いた生徒よりも自分にショックだった。
気付かされたと言った方がいい。
今まで発表会のマインドマップは作ってやっていたのに、肝心のなぜと、なにが抜けていたことに、10年以上経った今気がついた!恥ずかしい!一貫性のあるレッスンばかりに頭がいってしまっていたのです。
書き出してみよう!
前にもnoteにフランス一般市民のバレエ状況なるものを書いた。
なぜゆる〜くやってるのかについてで、どうしたら興味を持ってもらえるのかについては、少し難しいことを入れるとか、まあ面白いことを言うとか、一般的なやり方で、まだまだ自分なりに試行錯誤中。
何が目的なのか?
いつも同じようなことの繰り返しでも興味を持ってもらう
気持ちよく踊ってほしい
バレエでは苦労したから、特に条件のあまり良くない子が少しでも分かりやすく身につけられるようにする
趣味でも本腰を入れるようにする
健康になってほしい(今の子供たちは骨盤がかなり硬いと思う。これによって姿勢にも十分関係してくる)
バレエが学校や家族でない場所での息抜きになってほしい(集中すると嫌なことも忘れる)
自分のアセリに気がついた
やっとコロナ後初めての発表会(フランスでは20年21年と市の劇場からキャンセルが出続けた)で、成功さたいという焦り
早く覚えさせておかないと、あとあと大変になるという焦り(わたしが大変になるという焦りだ)
いつになったらマーキングみたいな踊りからキチッと考えながら練習してくれるのだろうという焦り
生徒の体の関係上、今のうちに踊りながら体で覚えさせたいという焦り
イースターの2週間休みが入ってしまう焦り
焦ってるなあ…。
焦るって言葉も嫌なのに。
なんのために教えてるの…父母に認めてもらうためではないから。
でもここがどうしても私は無関心ではいられない。承認欲求だ。
泣いてトイレに駆け込んだ生徒から得られたこと
もう1ヶ月以上(週1回なので5回以上。練習の中で既に、何回かは皆に指摘している)やっている動きやポジションをきちんとやろうと努力していない子に注意をしていた。(もちろん怒らず、叱りもせず)
この場合は本当に違ったことをしてるので、どうしたって目に付く。
私には努力しているようには見えなかったし、人見ながらやってたし。
後から直すのは大変だと思った。
「自分ばかり注意しすぎ」と泣いた。
そのまま帰ってしまい、話す時間もないまま他の生徒に続けて教えていた。
そしたら後でお母さんと来てくれてた。
「わたしはベストを尽くしている」
「わたしは楽しむためにダンスをしてるの」
「無視はされたくない、適度の注意にしてほしい」(ナンヤネン!)
だそう。
分かってるよ〜、”テクニックを身につけコンクールに出て…” ではないことは言うまでもない。
だからこそのテストもない、発表会だけの趣味の教室。
でも上達して(できて)初めて嬉しいと思えるのではないか?
自分がついていけなかったら嫌な気持ちにならないのかなあ…
練習するということは、そうなりたい、少しでも近づきたい、というのから始まるのではないの?
これらが頭よよぎる。
彼女は14歳、まだ体が出来上がっていない。これから少しずつ肉もついて今よりは確実に重くなる。
十分に理解できる歳で、始めたのが10歳を過ぎていた(コロナで一度も1年間通してお稽古をしていない)こともあり、今だと思っていた。
話を聞くと、どうやらご両親が離婚され、学校でも注意されがちで今は自信を失っているのだとか…。
それかあ!何かあるなとは思ってたけど、そういう経緯があるならそりゃ集中できんわ。
しかしそれだけを理由にするのは良くない!
大変とは彼女自身ではなく結局わたしが彼女に身につけさせることが大変だったということ。
つまりは、自分が焦ってたわけ。
そうだ、もともとダンスはみんなで楽しむものだ。
曲にわせて踊り、友達と動きが合ったときとか終わった後の感覚とか。
プロだって、けっきょくは楽しいから踊ってる。観客との無言のやり取りで、お互いに感動する。
ただ単に集中的に注意をしすぎたのだろうか。
私には全くそうは思えないけれど、人の受け取り方、その時の生徒の状況によって違うので、気をつけないといけない。
という発見をこの生徒から学んだ。
毎回生徒から学んでる!
言ってきてくれて本当によかった。
しかし、かと言ってあまり自分が悪いと仕立てにい続けることも教える側はやれないので、どのような形で教えていくかのを改めて考えてみた。
趣味でもきちんとさせたいところ
特に小さな子供は先生がどう受けて立つのか、本能で素早く察知する能力があるから恐ろしい。
とにかく子供を良く観察すること!
「アジア人だから勤勉」とか「フランス人はゆるい」とか(もちろん全然緩くない人も沢山いる)国籍関係ない バレエは何度も繰り返し練習する習い事 ある程度の基礎はきちんと身につけさせる
子供の時から劇場でバレエ(踊り)を一度は観る(一流がさらに良い)美術館にも足を運ぶ(絵も彫刻も 彫刻って微妙なポーズが多い)
どんなタイプの教室だとしても甘やかしすぎない
楽しく学ぶに越したことはないが、楽しいこととは遊ぶことだけではない
当たり前すぎる…けどこうして書いておくとはっきりしてくる。
少しでも上達するには
先ずは好きこそものの上手なり!もうこれに尽きる。
クラスのグループ全体で成長させる。
できる範囲の中での努力、練習することのみ。
そうすることで、練習の仕方を変えるとか、今日はどこに気をつけたらいいかがわかってくる。1分くらいの簡単エクササイズ2つを水曜以外に毎日やってくる
体にも良いし、勉強の息抜きにもなる。週1回しか出来ないのだから、生活の一部に取り入れさせる。
例えば家で本を床に置いて前屈して読む。膝は初めのうちは少し曲げても良いなど。今の子は本当にハムが硬い。日本にこんなに硬い子いたかなあ。
足の指の運動などもナガラでできる。3回に1回くらい褒める。
できてることを探すこんなこと、前から言われているのに。
でもこれバレエに適用できるのか?
できたらちゃんと褒めてたけど、できる前から褒めるのかぁ…フーム
また頭ぐるぐるしてきて長くなるからやめよっと。
バレエが好き、という。今度、踊りのなにが好きなのか皆んなに聞いてみよう。
大した内容ではなく長いのに読んでくださりありがとうございました。
まだまだ練習中です。
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