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お仕事仲間その1:気軽に話せる大切な同期【お仕事のお話】

会社の同期が結婚して地元に帰ることになった。


今日聞いたばっかりで驚いた。


もともとそうなるんだろうな〜みたいな話はしていたから何もおかしくはないが、

急な展開にただびっくりした。



同時に寂しくなった。



入社前、初めて会った時にたくさん話をした。


これまで人との関わりが苦手だった私でも、

話が弾んでたのしかった。


彼女は博士課程卒のため、私よりさらに3つ上

でもお姉さん感は少なくて、気軽に話せる同期だった。


仕事の話をたくさんした。


研究配属の彼女は熱心に私の仕事や大学でやっていた研究の話を聞いては、

興味深そうに質問してくれた。


私が仕事内容で行き詰まっていた時、

顔色を伺って、ロッカーで話を聞いてくれた。


精神的にいっぱいいっぱいで涙が出てきて、

嗚咽しながら話す私を、

ゆっくりゆっくり落ち着かせながら聞いてくれた。



この少し前に、ケアマネージャーの資格をとったと話していた。


彼女自身も精神的に不安定だった時期もあり、

同じような人のために役に立てる資格をとろうとしたそうだ。


私のことを見捨てずに、ゆっくり支えてくれたとき、

泣きながら、頭のどこかで冷静になり、


今まさに役に立ってるよ、と感心した。


それからもたくさん顔色を伺ってくれて、

いつも元気づけてくれた。



意外と恋愛経験は豊富で、元彼を引きずりながらも新しい相手と出会って、

楽しそうにしていた。

私と彼氏のことも気にかけてくれて、

応援してくれた。



独特な雰囲気のある子だった。

自分の話はあんまりしてくれなかった。

聞くと恥ずかしそうに、色々言葉を選んでぽつりぽつり話していた。


人の話を聞くのが好きなんだと思う。


特有の雰囲気は持ちつつも、色んな人と楽しそうに会話をし、

コミュニティを広げていた。


楽しそうに話している彼女がうらやましかった。



もう仕事の愚痴を気軽に話したりできないのかと思うととても寂しい。


3年目になると結婚と転職の話が増える



先輩からそう聞いていた。


その通りだった。


でもなんとなく彼女がそこに当てはまると思っていなくて、動揺している。


出会った頃のまま、お互い頑張ろうねっていいながら、

これからも仕事を続けていくんだと思った。



彼女は彼女なりに、仕事を続けられないか人事にかけあったようだが、難しかったそう。



新天地での暮らしは、楽しくも大変だろう。


私にはただ応援することしかできない。


仲のいい同期を失うのはとても悲しい。


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