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野球トレーナーマニュアル

【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門的にまとめていきます。それぞれの病態・動…
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記事一覧

投手のための”体幹と腕を繋げる”トレーニング

■CIBトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています ④C-I Baseballメンバーによる投稿  2020年からC-I Baseballへ加入し育成メンバーとして活動していたメンバーがライターとして情報を発信しています。 C-I

TFCCに対する理学療法実践編-実技動画-

前回までTFCCの病態とその解釈、アプローチをお伝えさせていただきました。 今回は実技動画をメインに私が実際にTFCC損傷に対峙した時に行なっている理学療法をご紹介させていただきます。 1.関節外症状(神経障害性疼痛)のおさらい  前回のnoteに詳しく記載させていただいておりますが、TFCC損傷の慢性症状で来院された場合にチェックを確実に行なっているのは、対象神経の状態把握です。  痛みに関与する神経の状態をまず把握する必要があるため、対象の神経がどのような状態で痛みと

CIB Academyの挑戦-BAXIS-

いつもマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。 C-I Baseballの佐藤康です。 C-I Baseballでは、 ・トレーナー育成 ・野球現場でのトレーニング指導 ・野球の臨床専門領域での教育 ・ジュニア世代を対象としたアカデミー事業 を行っております。 トレーニング領域では、野球に特化し、Medical・Physical・Skillの分野を理解した理学療法士が監修したトレーニング内容を実際に現場で指導できる人材育成を目指しています。 小中学生を対象とした

野球選手に必要なストレングストレーニング -その1-

初めに こんにちは! 理学療法士として、千葉県で勤務しております 野坂光陽と言います! 現在は、理学療法士としてクリニックで勤務しながら 休日などを用いて、野球選手のパフォーマンスアップのために パーソナルトレーニングを行っております。 また、先日NSCAという団体で CSCS:Certified Strength and Conditioning Specialist という資格を保持しております。 今回のメインどころとして 理学療法士の観点ではなく CSCSの視点か

投球動作における胸椎伸展のstep②    ー コントロール編 ー  

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中学生になる前の身体づくりで準備しておきたいこと-食事編-

はじめましての方も、以前の記事を読んでいただいた方もこんにちは。 福岡県でスポーツ栄養士×アスレティックトレーナーとして活動している後藤優子です。 福岡ではトレーナーやスポーツインストラクターを養成している専門学校での講師、こども食堂の運営サポート、市の離乳食教室&キッズクッキング教室、企業の健康支援でトレーニング指導、女性向けパーソナルトレーニングなどをおこなっていて、オンラインでは、千葉県のジュニアサッカークラブの食事サポートやダンスアカデミーの栄養学講座を担当していま

投球の『回転数』について

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 C-I Baseballでは野球現場のトレーナー育成も行っています。 ホームページはこちらから。 ■CIBトレーナーマニュアルについて ①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆し

AIをフル活用して論文を探す

C-I Baseball 3期生メンバーの三好航平と申します. 今回は2023年から開始したサポートメンバーによるnoteシリーズです. これまでの私のnoteでは海外文献から得た知見として,英語論文を紹介するnoteを執筆させていただきました. たくさんの方に読んでいただきありがとうございました. 今回,そして次回のnoteではそもそも「海外文献はどのように探しているか」「どのように読んでいるのか」という部分にフォーカスを当てて書かせていただこうかと思います. 海外

ジュニア向け栄養と食事について-オンデマンド配信‐

いつもC-I Baseballトレーナーマニュアルをご購読いただきありがとうございます。 ■C-I Baseballセミナー情報 2025年1月11日開催  【AIを用いた投球動作解析 -フィードバック・動作指導までつなげる-】【セミナー内容】 近年、AIを用いた測定機器が多く開発されており、その種類は多岐に亘ります。TASCでは、8台のハイスピードカメラの画像を基にAIによる姿勢推定を行う解析機器を導入しており、選手にリアルタイムに高精度な解析結果を提示できるシステムを開

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腱板機能を全身から捉える~介入編~

こんにちは。 C-I Baseballの1期生の北山達也です。 今回はサポートメンバーからの投稿となります。 はじめに私は日頃は整形外科病院に勤務しており外来診療において投球障害の選手を治療しています。 その中で腱板機能が低下している選手を多く経験します。 その低下している腱板機能を改善するにあたり、局所だけでなく全身から捉えることで改善することも経験します。 そこで前回は「腱板機能を全身から捉える」という内容でnoteを書かせてもらいました。 まだご覧になってない方はこ

投球障害肘~動的安定性と尺骨神経~

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 ■CIBのトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動 チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応 投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています ④C-I Baseballメンバーによる投稿  2020年からC-I Baseballへ加入し育

投球動作における鼠径部痛へのアプローチ -Groin pain syndrome 内転筋編-

トレーナーマニュアルにて定期的にnoteを投稿させていただくことになりました。 C-I Baseball サポートメンバーの 久我 友也 と申します。 私は整形外科クリニックで勤務しており、メディカルな視点でお話しさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の記事は 以前に投稿させていただきました 「投球動作における鼠径部痛の病態とアプローチ -Groin pain syndrome編-」の続編となります。 Groin pain syndromeについて、病態

春までに見つける!自分に合った金具スパイクの探しかた

■CIBトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています ④C-I Baseballメンバーによる投稿  2020年からC-I Baseballへ加入し育成メンバーとして活動していたメンバーがライターとして情報を発信しています。 C-I

TFCC損傷に対する治療戦略とアプローチ

今回は前回に引き続き、TFCC損傷に関するお話になります。前回は病態の説明をさせていただきましたが、実際に対峙した時にどういった対応をとっていけばいいか考えていかなければなりません。 そこで今回は、TFCCに対峙した際の治療戦略をお話しさせていただきます。 1. TFCCの病態のおさらい大きく3つに分けられることを解説させていただきました。 ❶橈尺靱帯(RUL) ❷TFCに付着する靱帯群 ❸TFC実質 この3つが主に分別される解剖学的に病態をきたす部位となります。詳しい病