新卒ママ、20代の経営者が今考えていること。
こんにちは、PR・採用広報を担当している長峰です!
現在水中では、店舗マネージャー、COO候補の方を絶賛募集中です。
店舗マネージャーはママと二人三脚で店舗を運営していきます。
一緒に仕事をする水中のママってどんな人?と気になる方のために、現在26歳のちりママ(坂根千里)にインタビューを実施しました。
ママにとって会社とは?
ーママにとって会社とは何ですか?
学生の時から将来経営したいと思っていました。
結局は新卒でスナックを継承することになりましたが、やりたいたいことが見えてるのであれば、どこかで学ぶよりも実際にやってみた方がいいと思って起業しました。
どこかで勤めている3年間よりも、失敗も含めて濃い経験ができると思っていたんですよね。
そして、実際に作った会社は自分にとってはもう本当に等身大の挑戦というか、がむしゃらに取り組んでいるものですね。20代で起業したので、会社組織がどうあるべきなのかなど試行錯誤の連続です。
でもそれを承知のうえで起業していますし、経験がないながらも全力でチャレンジしています。そして、生涯をかけてやりたいミッションを追求しています。
ー起業する前としたあとで会社のイメージって変わりましたか?
会社を経営することってすごくかっこいいことのように思っていたんですが、実際はもっと泥臭くて、あの手この手を使って運営している感じです。
最初のうちは何でも自分でやらなければいけなかったので、いろいろと手を動かすうちに、できることが増えたり進め方がわかってきたり、遠回りはしていますが、起業して良かったと思っています。
ー20代で起業したメリットはありますか?
日々新鮮なことに溢れているのでフレッシュな気持ちで素直に学ぶ姿勢を取れることは、この歳ならではの強みかなと思っています。
さらに若いうちは体力、気力があるのもメリットです。
子供を出産したら少し話が変わってきますが、自分に時間を一番を使うことができるのも20代のメリットですね。
ー逆にデメリットはありますか?
ものごとをひとつひとつ確かめながら進めているので、たぶん遠回りしてることは多いんだろうなと思います。
よく若いうちの起業は資金力がないという点が挙げられますが、自己資金よりも借入の方が大きくなるので、そんなに問題ではないと思っています。
年齢が上がるほど自分の固定費が上がるイメージがありますが、若いうちはギリギリの生活でもなんとかやっていけます。
経営理念と将来のビジョン
ーあらためて、会社の経営理念について教えてください。
水中のミッションは「これからの社交場を作る」です。
どんどん個人化する世の中で、一体感を感じたり、トゥギャザーする喜びを届けたいと思っています。
ー短期・中期・長期の会社の将来像をどのように描いていますか?
短期ではまず2、3店舗を展開していき、中期的には東京の主要駅3駅にひとつは水中の店舗がある状態、そして長期的には、全国の主要都市に展開していきたいと思っています。
現在、将来の店舗展開に向けて、出張スタンドスナックにチャレンジ中です!
スナックの業界動向
ー業界の最新動向や将来について、どのように認識していますか?
コロナ禍には1年に1万軒というペースで、業界の10%が縮小している業界で、今後も大きな流れとしては変わらないのではないかと思います。
一方で、地方で若手が運営するスナックが増えているようです。
他にも、出版社がお店を構えてスナックという業態で運営している店舗もあります。利益のためというよりも、出版イベントをそこで開催したり、採用に役立てたり、地域の人が繋がれる場所として活用しているようです。
このように、スナックだけというよりも飲食店そのものが全体的に減っていくと考えていますが、なくなることはないと考えています。
リモートワークの推進で会社の飲み会が減少傾向にあり、経費で落とすような飲み会や、先輩後輩と飲みにいく機会が減ってきていて、これまでとは確実にトレンドが変わってきていると思います。
そうなると都心部で飲む人より、地元の近くで飲む人が増えていくのではないかと思っていて、家の近くで1人飲みする人が増えていくのであれば、スナックは生き残る術がありそうです。
実際にスナック水中は地元谷保の住宅街近くにありますが、飲み足りなくてふらっと訪れてくれるお客様が多いです。
ー他に、スナックが抱える課題はありますか?
一番の課題は若いお客さんが増えないことと、若い担い手が増えないことだと思います。
スナックデビューは先輩に連れられてということも多いので、会社飲みが減った今、スナックに触れる機会が全体的に減ってしまっていると思います。
お酒を飲む人口も減ってきていますし、お酒を飲むというときにスナック以外の選択肢も数多くあります。
昔ながらの「常連さんがいて、カラオケを歌って」というスナックという業態が若い世代にとって魅力的に映るのか、ちょっとわからないところです。
なので、先ほども少し触れましたが、カラオケなし、チャージなしのスタンドスナックに挑戦しているところです!
スタンドスナックであれば、スナックの重たいドアを開けずに気軽に立ち寄れる場所になるので、まずはスナックを気軽に体験してもらえればと思っています。
社員・メンバーへの期待
ー現在社員1名、メンバーが16名の組織ですが、それぞれに求める価値観はありますか?
明るくて、気持ちのよい対応をしてくれて、素直であることですね。
接客業であれば当然かもしれませんが、共感性が高かったり、今目の前にいるお客様が何を求めているかを判断して動けたりするのは大事なことだと思っています。
ー最近入ってきたメンバーは積極的に水中を良くしようという想いを持った方が多いですよね。
そうですね。いろいろな気づきを共有してくださるのが本当にありがたいです。
いいサービスをするのはチーム戦だと思っているので、お客様の情報をきちんとメモしてくれていると、次にそれを見たメンバーがまたいい接客をすることができます。
ーメンバーに率先して取り組んでほしいことはありますか?
まだまだ未整備なところが多いので改善点を指摘いただき、一緒に解決しようという姿勢を持っていただけると、とても助かっています。
最近20代応援キャンペーンを始めたのですが、これはメンバーの意見から生まれました。
接客している中で、「もっと20代が安く飲める企画があったら」とメンバーから提案があったのです。すごくいいなと思ったので、すぐに採用して翌週からキャンペーンを開始しました。
▼組織づくりについては下記記事に詳細を書いています!
ママの価値観
ーママにとっての幸せとはなんですか?
私は水中が大好きで、集まってくれているお客様もお店のあり方も本当に大好きなんです。
今、事業でやっていることが自分の幸せに近いです。
例えば、この街に引越してきた単身の方がお店にふらっと入ってくれて、通ううちに知り合いが増えていくといったシーンがすごく好きです。
ちょっと今日は家に1人でいたくない日に、ちょっと世間話ができるような人がいるとすごく満たされる感覚があります。
そういう関係性が生まれるお店作りができているのは、自分が叶えたい将来に近づいていて、とても幸せです。
もっとパーソナルなことであれば、家族や気の置けない友人と時間を過ごすのも好きです。
ーちりママが尊敬する人はどんな人ですか?
父です。父も仕事に熱中するタイプの人ですが、自分が信じていることを恥ずかしげもなく人に語りかけて、その熱を伝播させていくような人です。
そういった父の姿を見ると、かっこいいなと思います。
スナックを始めると決めた時は、父に何度もプレゼンをしました。
最後に言われたのは、「計画はまだ甘いと思うけど、逃げないでやるという覚悟を感じたから、やってみたら」ということでした。
そういった点は父似かもしれませんね。
もう1人尊敬する人で、ブランディング・コンサルティング会社を経営している柴田陽子さんという方がいらっしゃいます。
ローソンのウチカフェなどのプロデュースをしている方なんですが、妊娠中、その方のエッセイを読むのが好きでした。
めちゃくちゃ仕事をしている方なんですけど、自分磨きやホームパーティすることなど、すべて楽しんでらっしゃって。
私は、仕事に集中するときは、仕事に集中をしないと成功できないんじゃないかという固定観念にとらわれてしまっているのですが、柴田さんは色とりどりに人生を楽しみ、相乗効果でよりパフォーマンスを出しています。
彼女のエッセイを読んだ時に、会社を運営することを重く辛いものだと思わずに楽しんでやろうと思えたんです。
今後の未来について
ー今後どのような経営者になりたいと考えていますか?
人の能力や強みを最大限発揮させられる組織を作りたいなと思っています。
ー最後に、会社や業界の将来に対して、どのようなビジョンを持っているか教えてください。
スナック業界のトップランナーになりたいと思っています。街の中の人が繋がる一番いい場所を作って、一番いいサービスを作りたいです。
昭和ながらの伝統的な繋がりといったものは薄れていっている中ですが、もう一度繋がり回帰が起きるのではないかと思っています。
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