甘えてくる父が、嫌だった。
COCOです🎈
最近、人生のひと山をまた超えたな、という感覚が芽生えてきています。
体調も落ち着いてきているので、母との死別以降、私が何を体験してきたのか、体験談をまとめてみることにしました。
前に体験談を書いた時は、まだnoteを始めたてで、今読み返すとすごく恥ずかしい記事になっているので…今回は、もう少し読みやすくまとめられたらいいです。
では、本編に入ります!
【前提】母と死別
はじめて記事を読んでくださる方向けに、状況を軽くまとめます。
私は、数年前の冬に、母をがんで亡くしました。母はまだ50代で、私は20代。早すぎる死別だったと思います。
しかも、がんが見つかったときには、すでに手の施しようがない状態まで悪くなっていて、発覚してからおおよそ半年ほどで、息を引き取りました。
母は専業主婦で、父はいわゆる仕事人間。
気持ちの面では、それなりに支えあっているようだったけれど、物理的な面では、母が家事・父が仕事。完全分業制でしたね。
そんな家庭で、いきなり母が倒れ、いなくなりました。
当時は、外から見たら何も問題なく生活しているように見えたと思うけれど、蓋を開けたら、家庭内はしっちゃかめっちゃかでした。
母が担ってくれていた本当に多くの役割を、自分たちの力で、回していかなくてはいけなくなったから。
シンプルに家事だけやればいいなんて、とんだ勘違いです。
ほぼ母としか関係を作って来なかった父と娘と息子が、家族として関係を構築するところからのスタートでした。
甘えてくる父
父と娘(私)の関係は、特に難しかったです(今も模索中)。
私は、父のことが苦手です。とても。
どのくらい苦手かというと、世界で苦手な人を一人だけ挙げてくださいと言われたら、迷うことなく「父です。」と答えるくらいです。
嫌いというわけではないのです。いや、少しは嫌いかもしれませんが。
でも、愛していないわけではありません。父は、本当に大切な存在です。感謝もしています。
ただ、人として波長が合わないだけ。
そんな父が、母が亡くなってから、一時期、私に頼ってきた時期がありました。
平日の晩ご飯は、全て私に任せきり。何なら、食材の在庫管理まで任せきりでした。
食事に対して当事者意識の無い夫を持つと、こういう気持ちになるんだな〜と、勝手に疑似体験をしたりしました(笑)
夜には大好きなお酒を呑んだくれ、リビングで酔いつぶれます。
母がいたころは、母が優しく声をかけて、寝室まで誘導してくれていたので…
父が酔いつぶれている姿を見ると、父の身体がすごく心配になり、気持ちがすり減ります。
そうやって父を心配するところも含めて丸ごと、母が担ってくれていたんでしょうね。
別に父も、私に甘えようと意図してやった行動ではなかったのだと思います。
母が急にいなくなったので、一人では抱えきれない部分があったのだと思います。
父の名誉のために少し言葉を添えておきます。
私は妻じゃない
でも、私の心は悲鳴をあげていました。
とにかく父のことが苦手だったので、父に頼られて、父や家族の生活を成り立たせる一端を担うのがすごく苦痛でした。
でも、父のことは大切な存在でもあるので、むげにはできない。健康に気遣ってあげたい。
やりたくない気持ちと、やらなければという気持ちの板挟み状態。
今思い返せば、晩ご飯を作る時、必ずビール一本を片手に料理していたあの時の私は、きっと苦しい気持ちを紛らわすのに、必死だったんだろうな。
私はあなたの妻じゃない。弟の母親じゃない。この家を出て、自由になりたい。
そうやって心の中で唱えながら、毎日を過ごしていました。
次回は、そんな私が思い切って家を飛び出した話です。
COCO🎈
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