南伊豆町みちくさウルトラマラソンFinalを完走してきた!ご報告。
ついうっかり勢いでウルトラマラソンにエントリーしてしまった日からはや数ヶ月。ついに本番を迎えたのだ。人生の折り返し地点を過ぎたおばさんの挑戦の日。坊主頭のおばさんがマンサンダルで78キロを駆け抜けてきた。いや後半暗くなってからは歩いた。おかげで制限時間ギリギリの14時間でゴール。あと15分でアウトやった。
まあ、なんにせよ、「人生初のウルトラマラソンを制限時間内に完走する」という挑戦は達成された。そして、個人的に目標にしていた「みちくさマラソンといえばエイド」と評判のエイドの食べ物を楽しむこと。これも最後まで満喫した。猪汁・豚汁・すいとん・あったかい素麺・岩のりの入ったおうどん・一口大の色んな種類のおにぎり・ジビエの焼き肉・おばあちゃんがひたすら剥いてくれていたカメノテ・色んな魚の干物・チュロス・・・・・その他あれこれあれこれ。何よりゴール後にいただいた伊勢海老がゴロゴロ入った出汁のききまくった伊勢海老の味噌汁まで。自分の丈夫な胃腸に感謝しながら、食べては進み食べては進み食べては進み、78キロを14時間かけて移動した。ウルトラの14時間を通して個人的に色んな気づきがあったので後々投稿していけたらと思う。が、、、、
何はともあれ、運営の方とボランティアの方に心からの感謝が溢れて溢れて溢れている。口先だけの〇〇ファーストではない、本気の本物のランナーファーストを見た。南伊豆町のみなさん、運営のみなさん、本当に素晴らしかった。きっと前日の夜から仕込み・準備に追われ、当日は暗いうちからのスタート、さらには暗くなってからゴールするランナーに最後までのおもてなし。体力的にはきっときつい1.5日だろうに、笑顔で励まし、徹底したおもてなしをする姿。そのおかげで、コースの予習ができていなかった初ウルトラをなんとか完走することができた。
さらに、同じ走っているランナーの方々からも、坊主頭にマンサンダルで走るおばさんに「ナイスワラーチ!ナイラン!」とたくさん声をかけていただき、それも励みになった。
本当は暗くなる前にゴールできれば良かったのだが、最後の10キロちょい。一山超える峠越えがすでに真っ暗。街灯もなく、ただひたすら真っ暗闇の、土地勘のない知らない峠。自分のヘッデンのわずかな灯りだけの中、ランナーもばらけ、たった一人で進む。しかも前日の雨風のせいか、路面が結構落ち葉や枝で荒れていた。正直身体はまだ走れないこともなかったが、足元が見えない中、マンサンダルでつまづこうものなら、変に足を挫きそうやなと思い、別にタイムを狙った大会でもないし、とひたすら安全策で歩き通す。前半周りに合わせてなんとなく走っていたペースで貯金ができていたのか、それでも制限時間内にゴールできたのは幸運だった。
初ウルトラ78キロ、奇跡的に身体的にもほぼノーダメージで終えた。足はあちこちの筋が張っていて痛かったが、温泉入ってぐっすり寝たらケロッと回復した。翌日、帰路に着き、ドライブがてら石廊崎に寄って遊歩道を登ってレースの日に立った場所にもう一度立ってみる。しかし、とても見晴らしは良いものの、レース日も帰宅日も薄曇りでそれが少し心残りだった。次は、バイクでツーリングに来るのもいいなと思った南伊豆町。感謝。感謝。ありがとう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?