114.ポーツマス・ブライトン修行、最終章！南無阿弥陀仏

海沿いのカフェ街(ブライトン版海の家)でクラブイベントがやってた。

私はサラーっと通り過ぎて、ただの通行人になっただけ。欲しかったモッズのアイテムを買ったけど、イベント滞在時間２分とかだったと思う。

なんせ、ずぶ濡れで恥ずかしかったので。

ブライトンでフィッシュandチップスを食べることが夢だったことと、とにかく暖かいところに逃げたかったので隣にあったフィッシュandチップス専門店に入った。

クラブイベントと大雨のダブルパンチで人が休憩場&雨宿り代わりにしてたため、店は凄い混んでた。

店員さんも一人の男性がやっててめちゃんこ忙しそうだった。


1番シンプルなフィッシュ&チップスを注文して1番奥の隅っこの席に座る。
ずぶ濡れで恥ずかしかったから、奥の席にした。



20分経過しても来ない。

まぁいいか。

30分経過する頃に、周りを観察すると、
私より後に入ったお客さんの注文が先に来ている。


おや？私のメニュー忘れられてるかな？

席を立って、フロント付近に行く。
店員さんであろう、おじいちゃんが店番をしていた。
「すみません、私の注文がまだ来てません。」

「そうだったか！すぐ持ってくからね。席はどこだい？」

「隅っこの1番奥です。」(指を指して教える。)

「メニューは？？」

「フィッシュandチップス」

「10分で持ってくから！待たせて悪かったね」

と一安心して、また席に戻る。


それから30分、、、


ん？

わたしの英語力の問題か？？いやでも10分で持ってくっいってたし。リスニングが問題か？いや、10分でって言ってたよなぁ。

まぁ、いいか。


そしてそれから15分.....


あれーー？来ないぞ。これは、、どうするべきだ？
また言いに行くの？！
なんか恥ずかしいなぁ。めっちゃ食い意地張ってるみたいやわ。

どうしよーーと、悶々としていた。


お店に入ってから約2時間が経とうとしていた。

1番奥の隅っこ、そしてここのシステムらテーブル会計だから、このまま店を出るのも、怪しまれそう。、。。訳をスマートに説明できる英語力の自信もない。。

1番奥の隅っこってことで、入れ替わりの激しいお客さんに完全に埋もれてしまって、私はもはや壁化が始まってる。


どうしよ、、

すると、ずっと働きまわってた店員さんが

「everything ok?」と満面の笑顔で聞いてきた。


"今かーー！"と心の中で叫びつつ、

「I haven't had my order yet.(まだ来てないよー)」


と伝えると、店員さんは目が点になり、、、

「what?! Hasn't it come yet? what??? whaaaaat??.!」


とかなり焦って青ざめてた笑。

「すぐに持ってくるから！」

と言われた。

"さぁ、このすぐにはいつになるのか？"

と疑いが。笑

店員さんが小話しに戻ってきた。
「あなた結構前に来てたけど、どれくらい待ったの？」

「2時間、、」

「omgs!!! 2hours?!!! おい、みんな聞いてくれよ！この女の子、2時間もフィッシュandチップスを待っててくれたんだ！！フィッシュandチップスが席に届いたら、みんなで歌ってくれ！！」

と、大声で店中の人に向かってアナウンス。

"恥ずかしいからやめてーーーーー！！！！"と心のこえ

もともと雨でびしょ濡れで恥ずかしいから、隅っこに座ってたのに。超悪目立ちしてんじゃん！
現代用語を用いるなら、ぴえんですわ。



「でもなんで、何も言ってくれなかったんだ？ふつうは30分も来なかったら、不安になるだろ？」

「フロントのおじいさんに、まだ来てないこと伝えました」

「omgs!!!!! あのじいさん、ボケてるから注文10秒で忘れるんだよ！！！！」

「しらんがな！！！笑」

こんな素っ頓狂な喜劇に巻き込まれて
本当に10分ほどでフィッシュ&チップスが来た。

店中の人から拍手と、ハッピーバースデーの歌を歌われて超大盛り上がり。


"いや、恥ずかしいねんけど"

と心の声が止まらなかった。


プロポーズまであと391日