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32.女王のお誕生日セレモニー

6月9日はエリザベス女王の公式誕生日セレモニー、トゥルーピング・ザ・カラーが行われた。
実際のお誕生日は4月だけど、イギリスは4月だと寒いし天気も安定しない。まだ天気がマシになる(かといって安定するわけでもない)6月にセレモニーしましょう。
ということで、毎年6月の第二週目の土曜日がセレモニーとなっていた。2018年は6月9日だった。ちなみにセレモニーは無料で、時間になったらバッキンガム宮殿周辺に行けば人がうじゃうじゃいるので好きな場所で観られる。

大勢の見物客が賑わう。ユニオンジャックがあちこちに掲げられててとてもかっこいい。ほんとにこの国旗はかっこいい。

また、意外だったのは外国人観光客が多かったこと。国民じゃなくて、観光客の団体さんがいっぱいいた。

そこで初めて日本人のカップルと出会った。
それまでロンドンで、日本人と出くわしたことがなかった。もちろん、見かけたことはあったけど、話すことはなかった。

カップルが「なんの集まり?」「なんかあるのかなぁ」
と会話しているのが聞こえた。

すぐ隣にいたので思わず、
「日本人ですよね???」と聞いてしまった。

「あ、日本人の方ですか??はい。日本人です。」

と、なんかぎこちないやりとり。でもこの、日本人ですよね確認は海外じゃ普通。

「なんの集まりなんですか?」
「クイーンのお誕生日セレモニーです。もうすぐ始まりますよ。この前をクイーンが通ると思います。」

「え!すごい!ならエリザベス女王みれるってことですか?」

「そうですね、通り過ぎるだけですけど。」

「わーラッキー。なんの集まりかわからず野次馬魂できちゃったんですよ。」

日本人カップルと一緒にクイーンを待つ。
大きなオープンスタイルの馬車に、ちょこんと小さく座ったクイーン!!

めちゃくちゃ小さかった。

あんな小さなおばあちゃんが、この国を動かして護ってる。。本当にスーパーおばあちゃん。
人間離れしてる。

実際に、クイーンの存在は偉大でイギリス国民は熱狂的なファンが多い。いいことだと思う。国のトップが愛されることは。私は、クイーンが前をお通りになった際は拍手で讃えたかったので写真は撮ってない。

余談ですが、2020年のコロナでの自粛生活中にクイーンは、お城のお庭で乗馬を楽しまれていたそうです。満93歳ですよ。すごくないですか? あの黒柳徹子さん、美輪明宏さんよりもうんと年上です笑 

クイーンもすごいし、クイーンを乗せる馬もすごい。笑 私が馬だったらこんな度胸ないです。

話はそれましたが、2018年に戻ります。

その後、バッキンガム宮殿にロイヤルファミリーが集結!小さいけど、憧れのスーパーウーマン、キャサリン妃も拝めた。ちなみにイギリスではケイト・ミドルトンと呼ばれてる。

上の画像を精一杯拡大しました。笑 

セレモニーは最後Royal Air Forceのユニオンジャックカラーの航空ショーで幕を閉じた。

セレモニーが終わってから、とんでもない眠気に襲われた。すぐ横にあるセントジェームズパークの木陰で爆睡した。
カバンにはいつも小さく折りたためるピクニックシートを常備してたため、こうやって公園で寝れる。

ヨーロッパでは公園で寝たりするのは日常茶飯事。空気がカラッとしてるから、芝生の土が湿ってないってのもあると思う。
あと蚊がいない。
だからどんだけでも寝れる。けっこうそこらじゅうで人が寝てる。
ちなみに、蚊の代わりにスリがいるらしいけど、私は遭遇したことない。

気付いたら4時間も寝てた!!笑

すると起きたタイミングでマリウスから電話。
ほんとにタイミング王子

「今セントラル?クイーンみた?」

「うん。クイーンもみた。」

「ならセントジェームズパークにいる?」

「まさに。」

「僕もセントジェームズパークだよ!会おう!」

「どこ?」

「現在地送るね!」

同じ公園でも広大な敷地。真反対でめちゃくちゃ遠かった。
けど、公園内だから会うことに。

今日もイケメンのマリウス。
二人で芝生に寝っ転がった。

「明日ひま?なにしてるの?」とマリウス。

「どこか美術館行くと思う」

「暇ってことだよね?モデル撮影しに行こうよ!」

「明日?」

「うん、明日!」

「いいよ、行こう。でも、日差しの関係撮影するなら朝早めからスタートしたい」

「いいよ!なら朝9時に迎え行くね。」

9時か、、、笑
遅いわ。
という心の声は置いといて、とりあえず了承した。

明日の日曜日、彼の撮影日となったのだ。

プロポーズまであと493日


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