[小麦断ち]花粉との闘いはすでに始まっている
私たちがクリスマスやお正月をエンジョイし、仕事始めを嘆いたりしている間、鳴りを潜めて次なる繁栄の機会を窺っている奴らがいる。そう、スギ花粉である。
私はもともと、スギ花粉によるひどい花粉症を毎年発症していた(過去形)。強めの花粉症薬を飲んでも、絶えずくしゃみや鼻水に毎年悩まされていた。しかし数年前、シーズン中だけ「小麦粉を断つ」という方法で花粉症の重症化を抑え込むことに成功。これは、同じくひどい花粉症のパートナーから教えてもらった方法で(発案者ではない)、2人とも一定の効果が出ている。下記にくわしく説明していく。
小麦断ちとは
小麦断ちとは、普段の食事に含まれる小麦粉を出来るだけ避けて暮らす花粉症対策メソッドである。糖質オフの小麦粉限定版みたいなことだと理解してもらえればと思うが、つらい試練なので修行っぽいニュアンスの「小麦断ち」という呼び方のほうが私にはしっくりくる。気持ちのうえでは断食のほうが近い。私は専門家じゃないのでわからないのだけど、小麦を断つことでグルテンとかイネ科がどうとか関係してアレルギー症状が緩和されるみたいだ。
スタートダッシュで差をつけろ
小麦断ちは正月明けの今くらい(1月初旬〜中旬)から始めるのがおすすめだ。遅くとも1月下旬には始めておいた方がいいと思う。というのも、花粉の飛散量が増えるに従い、許容量を超えた身体がひとたびアレルギー反応を起こしたらゲームオーバーだからだ。とめどないくしゃみ鼻水に対応しているうちに春がおしまいになってしまう。身体が「ん?花粉おる?」と気付く前に水面下でアレルギーを起こしにくい身体を作っておきたい。
小麦断ち中の朝食
我が家の食事のうち、小麦粉の摂取は朝食がかなりの割合占めているため、朝食さえ絞ればかなり効果が得られる気がする。普段朝食では食パンを食べるが、小麦断ち中はお餅やシリアルに置き換えている。シリアルは成分表示を見ると小麦粉も含まれていそうだけど、食パンを一枚食べるよりずっと含有量が少なそうなのでOKとしている。大切なのは小麦粉の摂取量カウンターが振りきれないことだ。
チートデイを愉しむ
朝食以外でも、小麦断ち中はなるべくファーストフードや麺類なども摂らないようにしている。小麦断ちをしばらく続けていると、禁断症状のように大好物が脳裏に浮かんできて消えなくなることがある。厳格に小麦断ちをするあまりストレスで死んでしまってもいけないので、そんなときはチートデイとしてピザを取ったりラーメンを食べることを自分に許可する。チートデイ前後はやっぱり鼻がむずつきやすいので、アウトドアなどせずに家でぐーたらして花粉の外気から隔絶されておこう。
ちなみに毎年3月初旬には、マクドナルドのてりたま解禁という最強の刺客が現れるので、覚悟のうえ早々に降参しとこう。
花粉のほとぼりが冷めたら終了
1月から始まる小麦断ち生活からは、GW開始とともに解放されることが多い。3月〜4月の花粉が猛威を振るう時期は大人しく過ごし、さすがにいいかなと感じたときが小麦断ち終了の合図だ。解放されたからといって至るまでパンをドカ食いしないように注意。
小麦よサラバ 2025
今年も例年通り、小麦断ちを始めた。年末年始に山ほどごちそうは食べたのでだから、もういいでしょうと自分を修行に送り出す。最後はとっておきの朝食として、自家製コンビーフのサンドイッチを作った。サンドイッチ食パンをトースターで軽く焼き、マヨネーズと粒マスタードを塗る。塩揉みした千切りキャベツとコンビーフを挟んだら完成だ。
塩揉みのキャベツが塩濃すぎたけどコーヒーに合う、美味しい。いや、ビール欲しい。ピクルスとビールって感じの味になった。
そんなこんなで、しばらくは小麦断ち生活が始まる。実家から「本物の餅」をもらったからいろいろ楽しもうと思う。今年も花粉症に苦しみませんように。
おまけ : おすすめの花粉症薬
小麦断ちをしているとはいっても、もともとひどい花粉症の私は花粉症薬も併用してやっとまともな生活が送れる。子供の頃から貧弱な私は病院に助けられたことが多々あり、今でもことあるごとに病院に行く。花粉症のシーズンも市販薬ではなく耳鼻科に行って処方してもらう。市販薬では買えない「ビラノア」という花粉症薬がとても自分の症状レベルに合っていて気に入っている。1日一錠で眠くならないのに、効果が強いらしい。花粉症で苦しんでるのにもうひとつ薬効かないなという方は相談してみてもいいかもしれない。
読んでいただきありがとうございました!