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TOKYO四畳半キャンプ D-004 禅、或いは道について

以前友人が行ったという禅の体験に行ってみた。三泊四日の短いものだ。まず、寺での生活には知恵がたくさんあった。禅堂の自分の単(座禅したり寝たりする場所、一畳)。布団は座禅時には半分に折りたたんで座布団として使う。敷布団カバー、掛け布団、枕は頭上の物入れに入れる(カビないように、取り出し片付けしやすいようにオープンになっている)、自分の単の下にはスーツケースなど自分のものを入れるスペースがある、自分用のカゴの中に敷布団シーツや小物を入れておくことができる。敷布団は敷布団カバーを使うことで洗わずに済むし、昼間は座布団として使うし、掃除の時も動かすしで、つまり1日に何度か動かすことで万年床にならない。ほんの一畳のスペースの空間を最大限に使うことで小宇宙ができていた。

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有事の際に役に立つかもしれない、生活をあえて不便にすることであぶり出される知恵と思考の記録です。

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