強さと美しさを誇る城【熊本城】
熊本城に行ってきました!
一目見た時のインパクトの強さは忘れられません。
大きくてかっこいい。
そして、実際に入城し歴史を学び、見えてきた熊本城の強さと美しさ。
美しいから強いのか。
強いから美しいのか。
この記事を書き終えた頃、わたしなりの答えが見つかったら良いなと思っています。
わたくしバターが学んだ知識(まだまだ浅はかですが)と、バターの感想を織り交ぜて、熊本城の強さと美しさについて語ります。
アクセス
まず、熊本空港から熊本城へ向かいました。
熊本城まではバスで1本。通町筋下車。
バスを降りると、そこから徒歩約5分です。
熊本城の近くには風情を感じられる城下町(桜の馬場 城彩苑)もあり、そのまま熊本城へ入ることもできました。
難攻不落の城 熊本城
近くで見るとやっぱりかっこいい。
特にこの壁。白と黒だからより強そう。
入城すると天守閣の中は、熊本城の歴史が学べる施設になっていました。
まず印象深く残ったのが熊本城の強さです。
見た目だけではなく、物理的に戦いにも敗れない強固な城。
詳しく見てみると、天守閣にはさまざまな工夫が施されていました。
◾︎壁
熊本城の天守や櫓(やぐら)の壁は、防火や防弾のため厚い土壁となっている。
◾︎窓
熊本城の天守や櫓には、明かり採りと銃や弓による
攻撃のための窓が各階に設けてあった。
窓には格子が組まれており、その外側には棒を使って開閉を行う「突上戸」(つきあげど)があった。
◾︎忍び返し
岩道をよじ登ってくる敵を防ぐために、先がとがった鉄串を打ち付けたもの。
◾︎狭間
弓や銃による攻撃を安全な建物内から行うために、外壁に設けた小窓。熊本城天守の場合、その形状は長方形で、大きさは縦30cm、横20cmほどである。
◾︎石落とし
狭間の死角となる建物直下の敵を攻撃するために、1階隅に設けた外側に飛び出した装置。実際には石だけではなく、弓や銃を用いて攻撃していた。
そして天守閣の周りをぐるっと回ると、ひときわ目立つ石垣があります。
こちらは熊本城の大きな特徴の一つ、
武者返し(むしゃがえし)。
下の方は緩やかなのに対し、上に上がるにつれて反り返が激しくなり、登れない。
武士や、身軽な忍者でさえも、この石垣を登れないことから武者返しと呼ばれるようになったそうです。
そして実際に熊本城の強さを証明したのが、
明治10年2月に始まった日本最後の内戦である西南戦争。
熊本城は薩摩軍と政府軍が戦った最初の舞台。
2ヶ月近い戦いを熊本城は耐え抜いた。ここで難攻不落であることを証明したのです。
そこから見えた美しさ
わたしが熊本城を美しいと感じたのは、この強さを知った後でした。
ぜひもう一度、熊本城が強いと分かった上で熊本城を見てみます。
あんなに防御装置が備わっているのに、なぜこんなに美しいんだろう。
強さだけにこだわったら、もっともっと別の形になっていたかもしれない。
天守閣の壁の色から、見えるか見えないかくらいの細部、天守閣を取り囲む大きく反っているこの石垣まで。
見れば見るほど、強さを備えた美しさに魅了されてしまうのです。
そしてもうひとつ。
平成28年熊本地震が発生。
熊本城も甚大な被害を受けたひとつでした。
今もまだ、復興途中という場所も色濃く残っていました。
それでも熊本城を愛する人、地域、全国、からの支援があり熊本城は立ち上がり続けていました。
そして熊本城の正面にあった、復興のオブジェ。
そこには 蘇る熊本城 と力強く掘ってありました。
人間の手では止めることのできない災害。
そんな災害で甚大な被害に遭っても、それでも上を向き立ち上がり続ける熊本城。
そんな熊本城は、まさに真の強さと美しさを誇っているんだと、実感しました。
全国にあるお城についてもっともっと知りたい。
熊本城に足を運び、そう思わせてくれました。
まだまだ勉強不足な内容ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらを参考にさせていただきました。