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頭のいい人は、社会問題を数学的に理解している。

いつも学んでくださりありがとうございます。

今回も理解力を鍛えるエクササイズをご提案します。
ぜひお時間をとって、紙とペンを使って実践してみてください。

「知っている」と「理解している」は別次元であること。「理解する」とは自分の言葉で言語化し、人に説明できる状態にすること。それは深沢の提唱するDASモデルにて実現できることをぜひ確かめて欲しいと思います。

では今回のテーマです。

【エクササイズ】
あなたは「教員不足」をどう理解しているでしょうか。

理解力を鍛えるために推奨するのは、社会的な問題を題材にすることです。理由は二つあります。

①  テーマを探すのに苦労しないから
日本だけでなく世界中に、社会的な問題は転がっています。経済のこと。教育のこと。健康のこと。ビジネスのこと。福祉のこと。政治のこと。新聞を見れば、インターネットを開けば、いくらでも手に入るでしょう。

②いろんな人の回答を見聞きできるから
便利な世の中です。テレビを観れば、ネットを見れば、有識者から匿名の素人まで、実に様々な人がそのテーマをどう理解したかを確認できます。参考にできる情報の収集に困ることはありません。

ぜひあなたも社会的な問題をテーマに、このような理解力の訓練をしてみてはいかがでしょうか。(深沢はそのような思考が習慣化されています)

さて今回の本題は、「教員不足」という問題についてです。
教員とはいわゆる学校に勤務されている教職員のことだと思ってください。もちろん、「知っています」「大変そうですよね」「難しい問題ですよね〜」といった表面的なコメントを求めるものではありません。

たとえるなら、もしあなたがテレビ番組のコメンテーターだとして、「教員不足についてどう思われますか?」と質問されたら、どう答えるかということと同義です。「知っています」「大変そうですよね」「難しい問題ですよね〜」なんて発言だけでは、薄っぺらい人だと思われるだけ。あまり頭がよくない人なんだなというイメージがついて終わりです。

視聴者はあなたが教員不足という社会問題を知っているかどうかを聞きたいのではありません。ひとことで終えられる感想を聞きたいのでもありません。その社会問題に対する見解と、どのような教訓を視聴者に届けてくれるのかを聞きたいのです。

では(お手本になるかはわかりませんが)私の理解を先に示しましょう。

この連載にて一貫してお伝えしているように、まずは定義からスタートすることになります。

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