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DASモデル〜数学的に理解するということの体系化〜


DASモデル〜数学的に理解するということの体系化〜


理解する能力を理解力と定義し、引き続き私の言語化にお付き合いいただきます。

ところで前回の記事はご覧いただけたでしょうか。

理解というものには二段階ある、と私は主張しています。

第一の理解と第二の理解があり、それぞれどういうものなのかを簡単に表現しています。今回の記事をお読みいただくにあたり前提になりますので、再度お目通しください。

では本題に入ります。

今回は【第一の理解】をテーマにしましょう。一般論として、「第一」がないのに「第二」が存在することはありません。当然ながらまずは「第一」について理解しないと先に進まないと思われます。

あらためて、【第一の理解】とは下記のように体系化しています。

【第一の理解】
まず目前に与えられた課題Xを言語化し、説明できる状態にすること。そのプロセスは次の3つ。

STEP1 Define(定義)

STEP2 Analysis(分析)

STEP3 Systematization(体系化)

私はこれをDASモデル「定義→分析→体系化 (Define→Analysis→Systematization)」として提唱しています。

この中に「モデル」という表現や「体系化」という言葉が用いられていますが、これもちゃんと意味があります。少しずつあなたにそれをお伝えしていくことになるでしょう。

ではあらためて【第一の理解】について確認していきます。重要なのは、、、、

自分で説明できる状態にすること

です。

たとえば「選挙に行って投票するべき」という主張がよくあります。概ね、あなたも同じようなお考えがあるのではないでしょうか。しかしではなぜ選挙に行って投票すべきかを子どもでもわかるように説明しなければならないとなると、ちょっと考えたりしなければなりませんよね。(失礼ながら)もしうまく説明できないとするなら、それはあなたが選挙というものを(本当は)理解していないからです。

理解していないものは人に説明できない。人にわかりやすく説明できたとき、はじめてその内容を理解していると言える。【第一の理解】とはこのような考え方に立脚しています。

ではその説明内容(=理解)とはどのようにしてつくるのか。その答えがお示しした3つのステップです。そしてこの3ステップは(かつてあなたも経験した)数学を理解する際に使われるものです。それを信じていただくため、簡単な例をご紹介します。決して数学のお勉強を始めるわけではないので、数学に苦手意識のある方もどうかご安心ください。

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