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人間が学ぶべきことは、名詞より動詞で表現されている

ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。数字と論理に強い人材の育成を活動領域にしております。


今回は「名詞と動詞」の話です。
この記事を書いたときは「カタカナとひらながの話」と定義していましたが、本質はそうではないと気づき、「名詞と動詞」としました。
教育や人材育成に関係する方はぜひお付き合いください。


ビジネス文脈の(特にカタカナ用語で表現される)名詞は知れば学んだ感があります。頭が良くなった、デキる人になった、気がするものです。
例えば…

データマイニング
PDCAサイクル
ブランディング
・・・・・・

しかし実際にそれが(本当の意味で)仕事に使えるかというと…
それはごく一部の人だけに当てはまるものでしょう。

例えば。
数年前、世の中は「統計学ブーム」でした。
有識者たちは「これからはビッグデータの時代だ」と声高に叫び、多くのビジネスパーソンは統計学の書籍やセミナーを求めました。
あれから何年が経ったでしょうか。
果たしていま、その統計学とやらを本当に理解して実際に仕事で活用できている人がどれくらいいるでしょう。
私の感覚も含みますが、残念ながらほとんどが統計学の学習を始めても途中で挫折してしまったのではないでしょうか。(できている人は素晴らしい!)

これはほんの一例ですが、似たような事象がどこにでも転がっているのではないでしょうか。少しばかり残念だと思うと同時に、ぜひ皆様には違う視点を持ってはどうかと思うのです。

その違う視点とは、「名詞ではなく動詞」です。

ビジネス文脈の名詞ではなく、むしろ動詞で表現できることを磨いた方がいい。なぜなら、真の意味で実際に使うのはそれだからです。どんな人でも、生きている限り必ず。

かんがえる。
はなす。
きく。
かく。
みる。
わける。
つなぐ。

けっきょく、成果を出す人って、最後まで残っている人って、違いを生み出す人って、楽しく自由に生きている人って、みんなこれら「動詞」の質が高い人ではないでしょうか。

私が広めているビジネス数学のコンテンツや企業研修プログラムは、すべてこの考え方に立脚しています。

なぜか。

勉強だけはちゃんとやってきて、カタカナをたくさん知っているにも関わらず、実際のビジネスシーンでは輝けていない人をたくさん見てきたからです。努力の方向を間違えた人たち。せっかく優秀なのに、本当にもったいない。

もしこの記事をお読みになった方で、思い当たる節のある方は少し努力の方向を変えてみてはいかがでしょうか。あるいはあなたの職場の仲間にそんな人がいたら、ぜひヒントを差し上げて欲しいと思います。カタカナ用語の名詞ばかり学んで頭が良くなった、デキる人になった気になってはいけないと。

余談ですが、私はこれまで延べ30冊のビジネス・教育書を世に送り出してきた作家でもあります。その作品の中に、こんなタイトルで小説形式の書籍があります。

わけるとつなぐ

いまこの書籍の内容がプロ野球球団の選手・コーチの研修、さらに学校教員の研修に採用されています。
もしこの記事をお読みの方の中に、教育や人材育成に従事する方がいらっしゃったら、それがなぜなのかぜひ考えてみてはいかがでしょう。

名詞の教育ではなく動詞の教育。

最終的に求められるのは、おそらくそっちです。
ビジネス数学が社会的に求められているように。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
どなたかのヒントになっていれば嬉しいです。
私も引き続き頑張ります。

教育。人材育成。ビジネス数学。
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