マガジンのカバー画像

本は人を耕す

8
ゆったりと、真にカルチベートされた人間になる📚
運営しているクリエイター

記事一覧

2024年下半期のベスト本 -興味の発散-

 2024年下半期は45冊の本を読んだ。上半期と比べて、論文等を用いた自学や、イベント事への参…

たまむし
1か月前
7

理解できない本

 理解できない本というのは、誰だって一定数あるものだ。  この手の話題はセンシティブかも…

たまむし
2か月前
6

「多様性」という言葉が思考を停止させる

 妻に勧められて、朝井リョウ氏の『正欲』を読んだ。  3年半前に出版されているが、どうし…

たまむし
2か月前
10

生活のノイズ

 2024年で話題にのぼることの多かった『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。評論は労働…

たまむし
3か月前
7

わからなくても触れてみる

 文章を読んでも理解できない経験は、誰にとってもあるだろう。少し難しい専門書を読んだり、…

たまむし
6か月前
6

純文学とSFをつなぐもの

 もともと芥川賞受賞作品を読み漁るなど、純文学が好きで、様々な小説を紐解いてきた。明確な…

たまむし
6か月前
10

2024年上半期のベスト本 -思考の基盤を持つこと-

 2024年上半期は63冊の本を読んだ。なるべく空いた時間に本を読み進めることを意識したためか、想像以上に読書していたことに自分自身が驚いた。今回もジャンルごとに良かった本を紹介していきたい。 評論 『映画を早送りで観る人たち』(稲田 豊史)  一時期「ファスト映画」という言葉が流行ったし、この本を読まなくても結論はある程度想定できるかもしれないが、重要なのはそこではない。本書中の「評論はその人の個性が最も如実に現れるもの」という主張こそが、「評論を読まなくても結論は明白だ

2023年のベスト本 -例外に想いを馳せるということ-

今年は98冊の本を読んだ。今年は様々なジャンルの書籍に当たったこともあり、各ジャンルで最も…

たまむし
1年前
9