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ポール・オースターに捧ぐ。

 来年はひたすら、ポール・オースターを読もうと心に決めました。実はオースター、すでに亡くなっておられたんですね、今日知りました。肺がんの合併症により死去だそうです。77歳です。

 私が初めてオースターの作品に触れたのは、大学生の頃でした。読書スキの友人から、村上春樹が好きならぜひ読んでみてほしいとすすめられましたが、個人的には村上春樹よりも好きかもしれません。世界観が好きなのと、現実と空想の間をすり抜けるようにして、描かれていく物語が好きです。初めて読んだのは『ムーンパレス』。これも壮大な家族の物語でした。でも、絶対にありえない設定なのです。そこにどんどん引きずり込まれていきます。
 あと、どの作品もラストが好きです。
 『ミスター・ヴァーティゴ』『偶然の音楽』、どちらもすごいラストで、読後感がとんでもないです。衝撃的ではないのですが、少しの間、天井を見上げて、余韻をこれでもかと味わえます。
 あまり書評が得意でもないし、好きでもないんですが、来年はオースター作品を紹介していこうと思います。

 まずは、これからの予定。信じられない物語設定。
 



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