作家ポートレイト(カフカ他)
フランツ・カフカさんって作品と顔がリンクしてる気がします。生真面目の勢いがあまり、世界の不条理な側面ばかりが見えてしまう。伝記を読むと優しい人だったのかなという印象です。
アーネスト・ヘミングウェイといえば元祖マッチョ作家。第二次大戦ではその従軍スタイルがお気楽とか戦争ごっことか揶揄されてしまいましたね。第一次大戦では一兵卒だったのでしょうか。「武器よさらば」のイメージが強いのですが、実際の経歴はどうなんでしょう。
ガルシア・マルケスさんといえば「予告された殺人の記憶」が好きで時々読み返してしまいます。構成が見事です。あと、最後まで解けない謎があって、子供の父親は誰だったのかという。
コーマック・マッカーシーさんといえば最近「ザ・ロード」が話題になってますね。謎のウイルスで文明が崩壊した世界を父と子が旅をするという。文明が崩壊すると靴を手に入れるのが大変というのがリアルです。
フェルディナント・フォン・シーラッハさん、短編でも読後感が長編です。あのずっしり感が最高です。漫画でいうと手塚治虫的などんより感です。
ポール・オースターさん作品で自分のベストは「最後の物たちの国で」です。こちらもディストピアものですね。文明が崩壊すると紙がなくなるというのがリアルです。
マイクル・コナリーさん、ミステリーの大御所。ハズレなし。主人公他、登場人物がイジワルそろい。コナリーさん本人がどういう人か気になります。
ミヒャエル・エンデさんの「モモ」が自宅にあります。いつか娘が読むといいなと思ってます。
太宰治さん、作風が暗いという印象がありますが、実はけっこう明るいです。「人間失格」も実はコメディとしても読める多面的な作品だと思ってます。
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