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電車でお出かけ

朝夕はようやく外に出やすくなってきた。
とは言え最高気温は33度前後まで上がっている9月最終週の週末。

乗り物が好きな息子のために、一緒に電車で出かけてきた。
これまでは車で市内のお出かけばかりで、電車で出かけるのはこれが3回目か4回目か。
前回までは抱っこ紐で移動したけど、今回は商業施設でベビーカーをレンタルし、それ以外はできるだけ自分で歩かせてみた。

午前中の電車で長崎駅まで移動。心配だったけど、大丈夫だった。
乗り込んだ時は、座席は空いていたけど次の駅、その次の駅とどんどん乗ってきて混雑したが、ほぼ膝で大人しくしてくれていた。お客さんが増えてきて景色が見えなくなったせいか、「あっちいく」と席を立とうとしたが、我慢できた。

長崎駅に着くとたくさんの電車、普段は見ないカラーの電車を見つけて「おお~」「(す)ごーい」と喜ぶ。
新幹線も見えた。指をさして「んーたんてん(新幹線)」と言う。在来線ホームからは少し距離があって、ホーム柵もあるのであまりよく見えないけど、発車していく新幹線を指差して、手を振っていた。

駅前に出ると観光バスが入ってくるロータリーがあり、その先には路線バスが止まる停留場があり、さらに市内の路面電車の乗り場もある。次々と見える乗り物に「バスー」「バスー」「(ト)ラックー」「バスー」と指差して言い、どこかでクラクションが鳴らされると「ファーン」とその真似をする。ご機嫌でほぼ立ち止まることなく、一緒に歩いて進んでくれた。工事中の場所ではショベルカーを見つけた。指をさして「ほーほー」と言ってはいたが、「ショベルカー」とは言えなかった。珍しい車両が見れてよかったね。

駅前の商業施設でベビーカーを借りる。ベビーカーは普段は乗ってなくて、イオン等で買い物するときに短時間だけ使うくらい。今回のベビーカーは、軽くて動かしやすくて座り心地が良さそうなベビーカーだった。
座らせると、偉そうに両腕を肘置き?に乗せて機嫌よく買い物に付き合ってくれた。

おもちゃ売り場に行くと、アンパンマンや新幹線が目に入り、指さしながら興奮しはじめる。プラレールの大きな模型があり、電車がたくさん走っている。それにしばらく見入っていた。今日はプラレールかトミカをどれか1つ買ってあげようと思っている。

トミカのコーナーに行くと、ざっと100種類くらいかいろんな車が揃っている。「きゅっきゅうしゃ」だとか指を指すが、取ってあげてもちょっと眺めて返してくる。反応が良かったのは、家にある「救急車」と「都バス」。消防車とか乗用車とかパトカーとかはイマイチな反応だった。

今度はプラレールのコーナーに行く。こちらは反応が良かった。1つ1つに反応する。
「んんまっち(新幹線こまち)」「っまっさー(新幹線つばさ)」「がやっき(新幹線かがやき)」「もりー(湯布院の森)」「あーっさー(特急あずさ)」「っかんしゃー(機関車)」・・・
と電車の名前を覚えている一歳児の本領発揮である。

ところが、選びきれなかった。どれもこれも反応は良いが、お店のものと思っているのか、一通りパッケージを見たら商品を返してくる。所定の場所に自分で戻そうとする。買って持って帰れると想像もしていないようだった。
仕方ないから、保育園のお迎えの時によく手に持っていて見せてくる、「特急あずさ」か「新幹線こまち」にしようかと思っていると、その時手に持っていた機関車の箱の吊り下げるフック部分を破いてしまった。

子どもがやったこととは言え、購入前に破損させてしまったので、今回はこれを決め手として機関車を選んで購入してきた。まあ、機関車も好きっぽいから良いでしょ。昔、小売店でアルバイトしていた時に、子供さんがお店のものを勝手に触ったり開けたりする事はたまにあったのを思い出した。それを黙って置いていく親もいたけど、私も今後そういう事が起きないように、気を付けないといけない。

ベビーカーを返却する時にありがとうございましたと言うと、息子も一緒に深々お辞儀をして、それをインフォメーションのお姉さんに褒められた。

マクドナルドでハッピーセット(プラレールのおもちゃ付き)を受け取って帰りの電車へ。お腹が空いてきて、いい匂いが漂ってくる袋を「パン、パン」と言って食べさせろと訴えてきたけどお家まで我慢(というかマクドはまだ食べさせない)。
景色を見ていると空腹もいったん忘れて、心地よい揺れに、最寄り駅まであと1駅というところで寝てしまいました。

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