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文芸批評研究会
2015年11月28日 12:50
≪何を演じているのか≫ 自分にはどうしようもないことに対して――そしてありえたはずのもう一つの自分の人生が手に届かないことに対して――鬱屈としていた発電所に閉じ込められた人々は、これらの絶望を遺物に転化させていることに長けている。 すなわち、これから待ち受ける搾取と必然的な殺害に満ちた絶望的な未来をすでに自分のあり方として遺物化させ、そのあり方にのせて「ありえた自分像」を永遠に演じているのだ。
2015年11月18日 21:35
子供時代を山形県という地方で過ごした私が今、東京圏で生活してみて思うのは「やっぱり田舎は良いな」ということである。都会は色々なものを簡単に買うことが出来たり、交通機関が充実していたりと便利な所ではあるのだが、なんとなく息苦しさを感じるのである。「では何故都会には息苦しさを感じ、田舎には感じないのか」と考えたときに私が思いつく理由は主に二つある。一つ目は「自然と触れ合う頻度の違い」である。多くの
2015年11月18日 21:31
どうも、部誌『文/芸 vol.7』に「<メンヘラ>についての試論」を投げて以来、メンヘラの研究をしている雲雀です。『文/芸 vol.8』の方にも「研究ノート〜ファッションから見たメンヘラのイメージ〜」という一稿を投げさせていただきました。詳しくはそちらを参照した頂けると助かりますが(堂々たるステマ!)、実際のネット記事やブログ記事から読み取れるメンヘラについてのイメージを整理しなければならない