前代未聞のシュールさに抱腹絶倒/ドラマ『飯を喰らひて華と告ぐ』
見つけてしまった、今期のダークホースを!!
先日、TVerで偶然観たこのドラマ。1話15分に満たないながら、心は十分満たされる。爪痕残すシュールさがクセになるので、要注意。
主人公は、仲村トオルさんが演じる中華料理「一香軒」の店主。見た目は少々強面だが、腕は確かな料理人。味は一級品だ。ただ、彼は客とのやりとりがとにかくズレまくっている男なのである。何がすごいかって、それでちゃんと着地するところ。さまざまな事情によって沈んだ気持ちで訪れた客が、心の中でツッコミまくりながら、なんだかんだで帰るころには元気を取り戻して店を後にする。
店主と客の会話で成り立っており、ひとり食べることに没頭する井之頭五郎の世界とは真逆(祝・映画化)。『HERO』の「……あるよ」を思い起こさせる設定。何よりも、店主のウザさが“仲村トオル”というフィルターを通して絶妙なさじ加減になっているのが最高なのだ。
あまり詳細に触れずにしておきたい。言いたいけど。
とにかく、疲れているそこのアナタは絶対観るべし。
シュールですが、腹の底から笑えます。
『おいしい給食』以来の笑撃、いや衝撃。
一応、おいしい料理も出てきます。
ハンバーーーーグ!(第1話)
夏バテしそうな人も、ぜひ。
おいしいものと笑いは大切なので。
あ、主題歌はフィッシュマンズです。
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元気をもらったので、私も何かおいしいものを食べたくなって、久しぶりに「みょうがのにぎり」をつくった。うまい。
今年も暑さに耐える日々。7月からは電気代の補助がなくなり、昨年とほぼ同じ電気量なのに値上げも重なって1.5倍の金額になった。せめて、気候のいいときに補助を打ち切りなさいよと思っていたら、8月から補助再開というニュースに少しホッとしている。
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このドラマなら、シュールでひんやり、押し切る店主に爆笑して、この暑さを乗り切れる気がする。おすすめです。
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