フォロワーさんから尋ねられたので考えてみた/GWどこに行こうか、大分編
フォロワーさんから、「GWにあまり人が集まらず、子どもが遊べるのは大分でどこ?」という難問を仰せつかった。なんだって!?(笑)
今年はコ〇ナ禍3年間の反動から、どこの観光地も激混み予想されている。キッズたちには、「うみたまご」(大分市)「ラクテンチ」(別府市)「城島高原」(別府市)「アフリカンサファリ」(宇佐市)あたりが喜ばれるだろうが、何しろGWなのだ。しかも、しつこいようだが今年は混み具合がヤバそうである。
それでも穴場はないか、無い脳みそを使って考えてみた。
別府のおとなり・日出町はどうだ!
別府エリアでは、地獄蒸しや貸切温泉(子ども連れの定番は“ひょうたん温泉”あたりでしょうか)といった湯遊び的なことがメインになるが、たぶん激混みなので外す!
別府市のお隣・日出町は「城下かれい」で知られるまち。大分生まれの私だが、城下かれいは一度も食べたことがないので省略する。で、このまちの私のイチオシは「石ころたちの動物園」というギャラリー。今も開館しているだろうか……。ここで鑑賞できるのは、主の阿部さん(阿部さんなのです!)が拾ってきたさまざまな石に描いた動物たち。石とは思えないほど生き生きとしており、感動したのを覚えている。ストーンペインティングと呼ばれ、確か体験ができたはず。
日出町の観光情報サイトを覗いてみた。
体験プランの中に「ストーンペインティング」があるので、今も実施しているようだ。ただし、猫以外の動物は描けないらしい。
他にも、SUPやまち歩きなどの定番から、漁船クルーズや写仏、お香づくりなど、日出町にはなかなかバラエティに富んだアクティビティが揃っているではないか。
そして、「石ころたちの動物園」の近くにあるのが「おおがファーム」。
ここはどちらかというと大人向けかもしれない。バラの見頃には、GWはちょっとまだ早いかもだけど、のんびりできるところだ。
同じ町内には、サンリオのテーマパーク「ハーモニーランド」もある。私は一度も行ったことがないのでここでは省略するが、興味のある方はどうぞ。
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杵築は城下町だけど、農業公園はどうだ!
日出町からさらに北上すると、杵築市に入る。ここは城下町として知られ、武家屋敷が今も残る。平成時代に旧山香町、旧大田村と合併した。で、この旧山香町にあるのが「るるパーク」(大分農業文化公園)。季節の花々や遊具などが楽しめる、憩いの場だ(入園は無料)。
オートキャンプ場やコテージも完備。東九州自動車道大分農業文化公園ICから数分なので、別府や宇佐方面からだと高速を使うと便利。ただ、大分の高速道路は霧ですぐに通行止めになるので要注意!
以上、別府に泊まることを勝手に想定した穴場(かどうかは分からんけど……)を考えてみた。
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のどかな里山や高原、海はどうだ!
あとは少しエリアを変えて、玖珠町方面はどうだろうか。渋いチョイスだわ。
童話の里・玖珠町では、5月5日に毎年「童話祭」が開催される。童話の里と言われる所以は、「日本のアンデルセン」と呼ばれた口演童話家であり児童文学者・久留島武彦の故郷だからである。この祭りの日は混雑するのだが、普段はとても静かなまちだ。
観光協会の公式サイト。
大人の私は、童話よりノスタルジックな雰囲気を醸し出す旧国鉄の「豊後森機関庫」の方が記憶に残っている。キッズには少々渋過ぎるかもしれないけれど、一度見る機会があればぜひ。なお、断然唐揚げ派の県北生まれの私が、帰省途中にたまにとり天を食べるのが食事処「金太郎」……という、余談情報もつけ加えておきたい。
玖珠町のお隣はもう九重町。登山やハイキング、温泉、高原など、自然の中でのんびり過ごしたい場合はこの辺りがおすすめ。飯田高原の長者原にあるタデ原湿原散策なんて、最高。飯田高原からだと由布市庄内町の男池湧水群も遠くないので、個人的にはどっちも行きたい。
あと思い浮かぶのは、佐伯市で釣りとか? 豊後高田市で潮干狩りっていうのも考えたけど、昔GWにここを通ったら、潮がひいた海に蟻のようにウジャウジャと人がいてびっくりしたので、多分今年もそうだと思う……。
あ、よく考えたら、フォロワーさんはレンタカーで巡るのだろうか。公共交通機関オンリーだと、今記事にした場所には全然行けないぞ(というオチ)。
何はともあれ、大分で楽しいGWをお過ごしください!
*ヘッダーは7月頃のタデ原湿原です。GW頃の写真探してみたけど、なかったー。