ルーティーンを意識するハナシ
こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
今週書こうと思っていた内容とnoteの企画が合っていそうだったので
参加しますね。
先日は久々に土曜セミナーというかワークショップをしました。
内容は【元気の道具箱を作ろう!】です。
元気の道具箱とは
ラップ(元気回復行動プラン:WRAP®)という考え方の中で使われるものです。
良い状態を保っているときの自分、不調なときの自分のために必要な対処などをまとめておく、自分による自分のためのリカバリープランであるラップ。自身の状態を把握する上で使いやすいツールだと思っています。秋田はラップのファシリテーターでもなんでもないので、今回のセミナーはラップのワークショップではありません。ただ、ラップの考え方はとても好きなので、ほかにも気分転換リストづくり(コーピング)とか、いろんな考え方からいいとこどりしているやり方というイメージです。
今回は、参加している利用者さんと一緒に
自分がいつもやっていること
たまにやっていること
やったほうがいいと思うこと
やっていないけれどやってみたいこと
を、できるだけたくさん挙げていただきました。
長い時間自分と向き合うのは気持ちが大変なので、20分だけ取り組むことにしました。
方法は、共有のスプレッドシート上にタブを分けて、匿名のカタチでひたすら書き込む‥‥おなじシート上には他の方が書き込んでいますので、他の人のアイデアを見て自分のシートに取り入れることもできます。
記入例はこんな感じ…(秋田が)61個出しました。
本当は、ケーキを食べるという行動ひとつとっても、「○○のモンブランを食べる」とか「□□のいちごタルト」と分けるのもいいと思うのですよね。
スタバでカスタムしたスペシャルドリンク(ホワイトモカキャラメルソース追加とか)を飲む。など、細分化するのがオススメです。
細かく具体的に書くと、100個って意外とすぐに出てくるものですよ。
気持ちのエネルギーが落ちているときに、こんなときどうしたら気持ちを休めることができるだろうか?と考えることは難しいです。
事前に「いつもやっていること」や「これをすると気持ちが落ち着くこと」などをリストアップして見やすい場所に記録しておくことで、リストから選ぶだけで取り組むことができるようになります。
自分甘やかしセットを作っておいたら完璧ですね。
利用者さんたちからは「普段やっていることを振り返る機会になった」という感想や、「あまり意識していなかったので思い出すのが大変だった」といった声が聞かれました。日々の自分の行動を意識するだけでも、気持ちや体調に気づくきっかけになりますのでお勧めです。
ルーティーンを保って生活することは気持ちが落ち着くし、少し崩れたら不調のサインになります。毎回違うことをしていると忘れ物などのミスをしやすくなります。本来考えなくてもいい不要なことに脳のエネルギーを使うことで疲れやすくなってしまいますので、考えなくても同じことを繰り返すのはちょっとしたライフハックですね。年末年始のお休みに、日々、自分が安定して取り組んでいることをまとめておくのはいかがでしょうか?
今日のヘッダー画像はYOUさんに制作していただきました。#みんなのフォトギャラリー にも登録しますので、よろしければみなさんもどうぞ!