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大企業病と戦うエンジニア④

こんばんは😀

ワクワクする製品開発を前向きに考え続けているbuenaです😀

大企業病シリーズをいくつか書いていましたが、今回は最も本質に近いことを書きます😎

突然ですが、問いかけです。

私も含め、社会人は働くと給料をもらえますが、そのお金は誰からもらっていると思いますか?

※特に深く考えず、直感で答えてみてほしいです

何が正解というわけではないですが、
大企業病に感染した社員は、
「自分の会社からお金をもらっている」と思い込んでいる

という話。

売上を出すのに必死なエンジニアとしては、この「会社からお金をもらっている」と答えた方に対して、強く訴えたいのです!

企業はお客さんからお金をもらっているんです。

給料の出所こそ自分の会社ですが、その給料はお客さん(価値を認めてお金を払ってくれる方々)からもらっているということを、改めて考える必要があります😨

このマインドのズレは大した事ないようで、めちゃくちゃ大きな違いがあるんです。

前線で顧客対応をしている人は、少しでも採用してもらえる確率(=価値)を高めるために、あらゆる工夫をします😀

それは自分の成果もありますが、売上によって給料がもらえていることを理解しているから。

一方で、商流から遠いバックオフィスなどの業務では、
特に売り上げや利益を意識しなくても、安定した給料を払ってくれる
という状況に置かれることがほとんどだと思います。

それ自体は業務上の特性なので何も問題はないのですが、その副作用として視野が狭くなり顧客からお金をもらっている意識が薄まりやすいリスクがあります😨

このリスクはモチベーションとは関係なく、全社的な視点に立てているか?が問われます。

この意識がないと、自部門だけの利益になるルールを作ったり、売上を上げる部門の価値高いリソースを無駄遣いするような雑務を投げたりしてしまう😨

挙句の果てに、社内ルールを守るためのチェックリストができたり、使い勝手の悪いシステムを作ったり、不具合だらけの社内ツールを作ったりしちゃうわけですね😭

そして何より深刻なのは、重度な大企業病にかかっていると、
「使い手が迷惑を被るだけで、痛みはあまりない」
くらいの感覚
になります。
実際に自分の給料は減らないし、社内の人に怒られても、ごめんねで済む。

まぁそこまで染まっている人は少ないと思うのですが、「会社の損失になってしまった」くらいは普通なら思うはず。

しかし、損失の中身が
「自分が会社の人に迷惑をかけた」
「社内のスタッフに嫌な思いをさせた」
で終わっているのも問題。

最初に挙げた「会社から給料をもらっている」という勘違いがここで明るみになるのですが、
社内の人に嫌な思いをさせたことが本質的な問題ではないのです😨

実際は、顧客からお金をもらう機会損失を生み出したことへの反省をすべきで、

「社内の使い手のリソースが無駄にかかり、それにより開発が本来価値創出に費やせるはずの時間が減ってしまった」

とか

「このシステムの不具合により、営業による顧客対応の速度が遅くなった」

とか

「変な品質ルールを作ったため値段が上がり、製品が売れなくなった」

などの点を顧みる必要が本来はあります😨

そしてこの視点が違うと対策が大きく変わってくる。

例えば、

変な品質ルールを作ったため値段が上がり、製品が売れなくなった
→だから事業部はそのルールを無視した

※あくまで例です

という因果関係があったとします。

この場合、本来なら
「品質ルールは値段が上がらない方法論で作る」
などの改善策になるべきですよね😨

しかし、大企業病に染まると
「品質ルールを守ってもらうためのアクションをする」
という的外れな方向に動いてしまうのです😂

例えば
「このワークフローを通さないと出荷できないシステムを作る」
とかね…

なんせ、品質管理をする人からすれば、あくまで品質ルールを守ってもらえば満足なわけですから😀

こうしてその組織が自部門の視野と都合を軸に行動し、会社の損失と捉えられずになっていくのが、大企業病のウイルスだと言いたいわけです😂

ちなみに、先ほどの例は「売れないから社内ルールを無視する」というケースにしたのですが、別のパターンもあります↓

変な品質ルールを作ったため値段が上がり、製品が売れなくなった
→しかし事業部はそのルールに従わざるを得ず、競争力を失い赤字を計上し続けている

※繰り返しますがあくまで例です

どちらかというと、まじめな会社ほどこちらの方が多いと思います😀

これは「みんながいい顔をしている」という状態で、ルールがおかしいことを指摘できる人がいなくなった深刻な大企業病のケース。

社内ルールにより、全社的に非効率な開発業務が蔓延し、大きな損失を出すわけですね😭

こうなるともう、自律的に改善できなくなってしまっているので、経営危機にもなり得る状況です😨

そうなるとボーナスがなくなったり、給料が下がったりするわけですが、それに気づく頃にはもう遅い…

そうなる前に、嫌われる覚悟で声を上げて立て直せる人は貴重であり、私はその一人でありたいと思いnoteに書いている次第です。

ここにはコンプライアンスの観点から自分の会社の話を書くことはできないわけですが、
少なくても製品開発に携わる人が頑張って顧客から得たお金が給料になっていることは、どの会社の人にも知っておいて欲しいとエンジニアの一人として思います😀

それではまた、バーイ😎

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