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【FA-08】キーボーディストが書くFA-08の虎の巻[つまみ(左)編]

このnote記事は、私が使っているRoland FA-08というキーボードについて綴っていくnoteである。

使い方がわからない箇所、困っていること、覚えたことを備忘録として残していくものである。

もし同じくFA-08ユーザーがいたら見ていただきたいし、これからキーボードシンセサイザーを買う上で迷っている方がいたら、この記事を参考にしてもらいたい、という気持ちを込めて書いていく。

前回の記事はこちら



■<シンセサイザー>■


 FA-08には、複数のトーン*を同時に鳴らすための、16個のパートが用意されている。これらを1つのセットにまとめたものを「スタジオ・セット」という。スタジオ・セットの各パートに1つのトーンを割り当てて使う。
 通常は、パート1のトーンを使って演奏する(シングル演奏)。
 シーケンサーで曲を作るときは、スタジオ・セットの16パート全体を使う(マルチ・パート演奏)。
 さらに、パート1とパート2のトーンを使って、デュアル演奏やスプリット演奏ができます。

*トーンとは
…FA-08で鳴らすことができる1つ1つの音色のことを「トーン」という。トーン・ボタンを押すと、トーンが選択される。

スクリーンショット 2020-11-23 18.45.16

(トーンボタンの写真)


■<SOUND MODIFY>■


SOUND MODIFYつまみを使って、リアルタイムに音色をコントロールすることができる。4つのグループに各6種類、合計24種類のパラメーターをコントロールすることができる。

 それぞれSELECTボタンを押して選択項目を変更する。

スクリーンショット 2020-11-24 10.45.37

●パートの音質を変える(CUTOFF、RESONANCE)

フィルターは、音の鳴り方や特徴を決めているパラメーターのひとつ。
音の成分を周波数によって削ったり強調したりすることで音質を変える。

●パートの音量変化の仕方を変える(ATTACK、RELEASE)

鍵盤を押さえてから、音が立ち上がるまでの時間(ATTACK)や、鍵盤を離してから、音が消えるまでの時間(RELEASE)を変えることができる。

●パートの音の定位を変える(PAN)

パートのパン(音の定位)を変えることができる。

●パートの音量を調整する(LEVEL)

パートの音量を調整することができる。

●音の高域/中域/低域のレベルを変える(EQ)

全体の音にかかるイコライザー(EQ)*を調整する。

*イコライザー(EQ)とは…音の信号の特定の周波数帯域 (倍音成分や高調波成分あるいはノイズ成分)を強調したり、逆に減少させる事ができ、全体的な音質の補正(平均化)や改善(音像の明確化など)、あるいは積極的な音作りに使用される。

●入力音量を調整する(INPUT LEVEL)

AUDIO INPUT端子の入力音量を調整することができる。

●機能を割り当てて使う(ASSIGN)

ASSIGN1〜6には、いろいろなパラメーターを割り当てることができる。


◎効果的にエフェクトをかける(GLOBAL CONTROL)

FA-08は「グローバル・コントロール」により、効果的にエフェクトをかけることができる。
「グローバル・コントロール」とは、つまみ一つで、エフェクトを構成する複数のパラメーターを最適化することができる技術。

[1]COMPRESSOR

つまみを左に回し切ると、コンプレッサー効果がかかっていない状態。
つまみを右に回すほど、全体の音量のばらつきが抑えられ、粒立ちの良い音になる。

[2]TONE

つまみを左に回すほど中域が強調され、音抜けが良くなる。バンド演奏に適している音作り。
右に回すほど低域と高域が強調され、派手な音になる。ソロ演奏に適している。

[3]CHORUS

つまみを左に回しきると、効果がかかっていない状態になる。つまみを右に回すほど、コーラスが深くかかる。

[4]REVERB

つまみを左に回し切ると、効果がかかっていない状態になる。つまみを右に回すほど、リバーブが深くかかる。

[5]TFX SELECT

トータル・エフェクトのタイプを選ぶ。トータル・エフェクトは、29種類の中から1つのエフェクトを選んで、効果をかけることができる。

[6]TFX CTRL

選んだトータル・エフェクトのパラメーターをコントロールする。


おそらくものの説明だけではどんな音がするかはわからないと思うので、一通り説明が終わった後音を実際に吹き込んでどんな違いがあるかを聴いてもらおうと思います。


■<次回へ続く>■


 今回は「SOUND MODIFY」という実機の左についているつまみの説明をしました。

 次回は別の機能の説明をしていこうと思います。


BU(◎)DOH

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