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#写真
私と彼のこと(344)-爪痕-
彼のつかまり立ちが上達した。
立ち上がり、また座る動作もスムーズだし、安定して姿勢をキープできるようになり、危なげない。
彼が触っているのは、かつて思春期真っ只中だった長男A(彼の父親)が蹴破った壁の穴だ。
(記念に、あえてそのままにしてある)
その下の、うさこちゃん(ミッフィーちゃん)の布で養生されている部分は、歴代ネコさんたち(グリコちゃん、ポポちゃん、トラコちゃん)が爪とぎした痕だ。
い
私と彼のこと(329)-これでいいのだ-
絵本棚の一番手前の段から、彼は絵本を全て取り出し(正確には投げ捨て)、おもちゃ替わりの木っ端を詰め込む。
何度か整理し直したが繰り返すので、そういう遊びの道具・場所として認識している様子。
これもまた面白い。
「絵本を配架する場所と誰が決めた? これでいいのだ」とでもいうような表情で私を振り仰ぐのもまた可愛い。
私と彼のこと(328)-猫④-
彼の移動速度が飛躍的に上がったので、トラコちゃんはほとんど近寄らなくなってしまった。
一方で、ポポちゃんは相変わらず優しい。
彼の泣き声が聞こえると、近くで鳴いて慰めてくれる。
彼は猫たちに触れたいのだが、まだ優しく撫でるのは難しい。
毛を毟り取ってしまうこともあるのだが、ポポちゃんはそれも我慢してくれる。
私も髪の毛や老眼鏡をもぎ取られることがあるが、つい「イテっ!」と声を出してしまうのに。
私と彼のこと(327)-音楽-
今朝、一時間ほど彼と二人きりで過ごした。
前半はひたすら床を這いまわる彼の後を追った。
終盤は、眠くなった彼を抱いて、自宅の周辺を散歩した。
その間の時間、ずっと彼の演奏を聴いていた。
写真では解かりにくいが、左手に持ったドーナツ型のマラカスでタンドラムを叩き、右手でトイピアノを弾いている。
なかなかに多才なミュージシャンである。
私と彼のこと(308)-口に入れて確かめる-
目新しいものには興味を惹かれる。
興味を持ったものは必ず手に取る。
目で見て、手で触って、口の中に入れて、そして床に叩きつけて、ものの性質を確かめる。
そうして彼は彼の世界を拡げていく。
私と彼のこと(305)-電池が切れる-
このところ俄然、彼の運動量が増している。
床を泳ぎまくり、机やミルク缶を叩きまくり、大きな声で雄たけびを上げ続ける。
疲れてくると機嫌が悪くなりグズグズするのだが、それでも遊ぶことが楽しく笑ってしまってから、「あ、俺、今怒ってたんだった!」と思い出したように泣き出すのが面白い。
そして、さんざん遊んで、突然バッテリーが上がったようにスリープ状態に移行する。
いやむしろシャットダウン。
私と彼のこと(298)-五月人形-
無事に部屋を片付け終わり、飾りつけられた。
私(彼の祖父)が祖父に贈ってもらった鎧兜と武者人形、長男A(彼の父親)が生まれたときに、私の父(彼の曾祖父)が贈ってくれた兜、そして今回、Rさんのお母さん(彼の祖母)が手作りしてくださった、吊るし雛風の男の子用飾り物。
三世代分並んだので、それなりに壮観。
私と彼のこと(293)-乗り越える-
ずっと床を泳ぐ人(ズリバイ王者)であった彼だが、最近はお尻をあげた姿勢を取ることも増えて、高這いに移行しそうな気配がある。
布団・マクラ・洗濯ものなどの障害物を乗り越えて進む様子は勇猛だ。
写真は、以前私が作った段ボールの小部屋の窓から出ようとして引っかかり、怒っているところ。
この後、気を取り直して這い出せそうになったのだが、達成直前で段ボールが倒れてきて下敷きになってしまった。