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学ぶと幅広い知識や思考に深みがでる分野!~地政学が最強の教養である~2025年10冊
トランプさんが
500万ドルで永住権販売・・・
アメリカっぽい施策を打ってきましたね
アメリカには優秀な人を招きたいという価値観がある
さて地政学の本は何冊も読んでますが、
この本の内容、構成は素晴らしい!
文句なしにお薦めの本ですね~
国際情勢を理解する上で、
地政学ほど役に立つ学問はないよ!って話
どういう点で優れているかってのが下記4点。
①地政学は複数の学問を横断するので教養が身につく
基本は政治学+地理学だけど、
歴史、哲学、経済、宗教、文化人類学も学ぶから
幅広い知識が付くよ~って。
②世界情勢の解像度があがる
国のトップに影響する要素を理解し、思考を理解しよう!
地理、気候、周辺国、民族、産業、歴史、統治体系
これらがトップの思考に影響しますと言っている。
③相手の立場に立つことで視点を変える力が付く
アメリカの視点、中国の視点、日本の視点・・・
地政学を学びこの国のトップだったらどう考える?
って訓練を積むと人間関係でもプラスになるよと。
④未来予測に役立つ
各国が抱える課題からすると、
ここで戦争が起きるんじゃないかとか
予測しやすくなるので経済動向も読みやすくなる
もともと好きなジャンルなんだけど、
こうして地政学で〇〇が得られるよと
改めて言われると確かになあと思う。
G7の国が緯度30-60に集中しているってのはね、
なるほど気候の観点から確かにねって。
ランドパワーの国とシーパワーの国があって、
それぞれ逆に弱いってのは興味深い。
ロシア(日露)もモンゴル(元寇)も
陸上戦には強いが海上戦に弱く、日本に勝てなかった。
逆もまた然りでシーパワーのアメリカも、
ベトナムやアフガンでは勝てなかったわけ。
そしてシーパワー(島国)は
侵攻しても飛び地の管理は上手くできないってのも納得。
この本は地政学の本ではあるんだけど、
地理的にこうだからこの国はこう考えるという
筆者の意見がメインではなくて、
地政学を学ぶ事で得られることは何なのか?
それを学ぶ意義とは何なのか?
それを通して世界を知ろうとすることの大切さ
そういう哲学的な事をシンプルに分かりやすく
教えてくれる本ですね!
自分の視野を広げて、
今後の思考に幅を持たせる上で、
非情に役立つ本になりました~
万人にお薦めしたい本ですね!