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世界の平和はアジア次第かもしれない~アジア・ファースト 新アメリカの軍事戦略~2025年8冊
アメリカに敵はいない
そんな状態だったのに、
中国という勢力が台頭した。
さあ、どうするよ、アメリカ!
って話の本です。
アメリカの国防事務次官が書いている。
つまりトランプ政権の政策でもある。
今後の日本の安全保障を考える上でも、
最重要課題について話している。
僕は個人的に軍事力ない国が、
平和を唱えるなんて
意味がないと思っている人間です。
なすすべなく攻められました。
殺されました凌辱されました。
平和が大切だから無抵抗・・・
なんて事はあってはならないよね~
相手が容易に手を出せない状態を作る。
それは結局軍事力だと思ってるのよ。
つまりいざってなった時に
戦ったら厄介って思われる軍事力ないと、
平和なんて維持できないんじゃないかな
訴えてるのは拒否戦略
つまり中国がアジアの覇権を取る動き
これを拒否しましょう!って話。
台湾、韓国、フィリピン、日本は
中国の対象になっていると。
だから周辺諸国は軍事費を上げて、
自国防衛力をつけなさい。
著者はアメリカが
本国から遠く離れたアジアで
命を懸けて戦う事はないと。
むしろ同盟国が軍事費上げて
本気で国防を考えてる姿勢をみせないと、
アメリカだって本気にならないよと。
中国は強い
そして何をするか分からない。
備えておくべきだと。
侵攻されてから対処しても間に合わない。
早く動きなさいと。
個人的に興味を持ったのは、
軍事力は経済力に支えられている。
アメリカはソフト(IT)で経済力を得たが、
重工業が弱体化した。
中国はITだけじゃなく重工業も継続している。
造船、武器製造能力は中国の方が上だと。
これね、学びだよね。
儲かるとか伸びるっていう業界に全シフトしたら、国が弱体化するってことだよね。
日本の製造業がコストが安いからと
海外に工場を移転する。
自国で製造能力が低下すると、
国と国で軋轢が生まれた時に終わるわけ。
バランスよく国として産業を継続させたり、
伸ばしたりしないと有事に弱くなる。
そして自国防衛は自分達で考えないといけない
台湾有事には備えないとだねえ