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読書感想文★恐れのない組織-心理的安全性が学習・イノベーション・成長をもたらす
株式会社ビー・エス・エスの岩崎です。去年気になる書籍があり会社の経費で購入させていただきました。
読んでからだいぶ時間がたってしまいましたが
読書メモも兼ねて、投稿させていただきます。
この本を読みたくなった理由
迷いや不安があるとき、自分の考えに自信が持てないとき、判断や行動が遅くなってしまうときがあります。
不安が仕事の生産性や質を低下させる一番の要因だというのが個人的な考えです。
不安なく、良い状態で良い仕事をしたい。
そう思っていたとき、<恐れのない組織>を紹介するツイートを目にし、気になって釣られました。
本の内容や感想について、読書メモも兼ねてご紹介したいと思います。
ー心理的安全性とは?
心理的安全性とは、大まかに言えば「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」のことだ。
ー要約
結構長かったのですが、かなりおおざっぱに要約してみました。章ごとに、以下です。
第1部 心理的安全性のパワー
・第1章 土台
心理的安全性とは何か
・第2章 研究の軌跡
心理的安全性のない=不安な状態では人の学習意欲が低下することが科学的に証明されている
第2部 職場の心理的安全性
・第3章 回避できる失敗
現場のいち担当者がトップの間違いに気づいていながら、それを指摘できなかった。ある重大な事故が発生したが、トップの間違いを指摘できる環境であれば回避できたはずだった。
・第4章 危険な沈黙
周囲に同調したり権威者に従い沈黙する文化では、外部の人間から重大な警告が発せられても、それが見過ごされてしまい、防げるはずの大事故が起きてしまう。
・第5章 フィアレスな組織
成功した企業では誰もが思うことを、批判的な意見も率直に発言する。批判を受け入れること、失敗を促すこと、失敗から学ぶことで良いものが出来る。
・第6章 無事に
危機的状況では立場に関係なく全員が率直に意見を出し、リーダーが様々な意見を受け入れチームを変化させていくことで、危険を回避する。
第3部 フィアレスな組織を作る
・第7章 実現させる
リーダーがどのように心理的安全性の土台を作っていくか
・第8章 次に何が起きるのか
率直に発言するのと同じく、耳を傾けることも重要
気づき
これってまずいんじゃないか?
と気づいていながら、言い出せなかったこと、結構ありませんか?
まわりの経験豊富な先輩達が問題視しないのだから、自分の小さい気づきなんてきっと大した事じゃないんだろうなと思い、飲み込んでしまった事がありました。
そのことが、実は後の工程で大問題に発展してしまって、作業のやり直しが発生したりすることがありました。
だいぶ昔の話ですが、あの時報告しとけばよかったって反省しましたね。
そういった事例の超最悪なケースが、書籍の第3章・第4章で紹介されています。心理的安全性が無いことの弊害を身近な事としてイメージ出来ました。
また、自分自身は割と遠慮せず思った事を言う性格だと思っていましたが
実はそうでもなくて、書籍での事例には結構あるあると共感しました。
無意識の中に恐れや不安があるなと気づきましたし
払拭するためには、自分一人の考え方だけでは難しい部分もあるなあと思いました。
自分の周りのできることから、間違っててもいいので気になることはどんどん恐れず突っ込んでいってみよう
という気持ちです。
ただ、もやもやしている部分がなかなか言語化しにくかったりするので
まずは自分の中でそういう違和感を感じたら放置しないように対処していきたいと思います。