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お気に入りに囲まれて【私の生活改善運動】

最近は自分の好きなものに囲まれて生きようと思って、自分の部屋にはお気に入りのものしか置かないようにしている。
前までは好きだったけど、今はそうでもないものがたくさんある。
心がときめかないものに関しては少し勿体無い気持ちもあるが、処分するようにしている。

安達茉莉子さんの「私の生活改善運動」を読んだ。

私の生活改善運動

「これでいいや」で選ばないこと。「実は好きじゃない」を放置しないこと。

P10 私の生活改善運動

今の私に「グサッ」と刺さる言葉。
自分にとっての幸福な心地よい生活を考えていきましょうという話。
私はあまり生活面ではこだわりもなく「生活できれば良い」「安ければ良い」という考えで生きていた。
まさに「これでいいや」で選んできたところが多い。

食事と服の話はものすごく共感した。
私も服は「サイズが合えば良い」食事は「お腹が膨らめばなんでも良い」というタイプではあるので、安達さんの気持ちが凄く分かる。
今のままで良いのかもしれないが、私ももう少しこだわりを持ったほうがいいのかもしれない。

一番好きな話は本棚の話。
DIYで作る本棚に憧れる。
そんな時間をかけて作り上げた本棚に置く本を選別するときの気持ちの変化。
昔好きだった本が、今は「なんか違う」という感覚。
私も自分の本棚を眺めながら、自分の考え方や感じ方が変わっていることを実感する瞬間があったので、読みながら「分かる~!!」と頷いてしまった。

数年前に木のオープンシェルフを買った。
ワンルームの部屋の真ん中にベッドと生活空間を分ける大きな棚が欲しくて、たくさん迷った結果、購入した。
私が過去購入した家具の中では一番高かったが、値段以上の価値はあった。
シェルフを見る度にウキウキしている自分がいる。
そんなシェルフに自分の好きな雑貨を飾るコーナーを作ってみた。
「お気に入りのシェルフ」+「大好きな雑貨」の相乗効果で見る度に「好きだなぁ」という気持ちがこみ上げてくる。
コロナ禍で以前よりも自宅での時間が増えた今、生活空間は心地よいものにしたい。
若い頃はとにかく外に遊びに行きたいという気持ちが強かったが、最近は家でゆっくり過ごしたいという気持ちが強くなった。
これは年齢もあるが、自宅が今まで以上に居心地が良い場所になってきたからだと自分では思っている。

安達さんの本を読んで、もう少し自分にとっての「心地良い生活」を追求してみようと思った。
この先、短いのか長いのか分からない人生。
どうせなら好きなものに囲まれて生きていきたい。


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まい
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