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ヒートテック(元エアリズム)を夏に置き去りにして

3年間ほど、エアリズムとして夏に着ていたインナーが、実はヒートテックだと気づいた。
今年の夏が終わった。

ヒートテック(元エアリズム)を夏に置き去りにして、タンスからヒートテックを引っ張りだすことで、ちゃんと夏が終わった。

今年は10月末まで、半袖のTシャツで過ごした。
こだわりはなかったけれど、意地もあったし、なにより自分の耐寒性に驚いた日々だった。
小学校の頃、1丁目に住んでいた友人のことを思い出していた。各学年にひとり存在する、年中半袖短パン君のことを。そういえば僕も1丁目に住んでいた。

11月初旬に半袖短パンのおじさんを街でみかけた。
“夏だったら不審者にならなかっただろう”格好をしているおじさんをみて、心の中の小池徹平とウエンツ瑛士が「わかるわかるよ」って歌ってた。
「もしかして、俺もあんな感じに見えてた?」って一緒にいたやつに聞いたら「そりゃあねぇ」って言われた。夏が終わって本当によかった。

昔から、腕を捲くるくせがある。
冬に、パーカーを着てるときも、なぜか腕を捲ってしまう。
宮城の、ぼた雪が降る真冬に、氷かけの道路にビビりながらバイクを走らせていたときも、腕を捲くっていた気がする。

耐寒性の高さ、さえも自己肯定になるのがこれからの季節だね。


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