鴨川を歩いた日のこと、文学フリマ東京にでること
11月2日の夜七時、僕は鴨川を歩いていた。
京都駅近くのホテルにチェックインをして、鴨川を地図で眺めて、とりあえず鴨川の方に向かう。
なんとなく頭の中でイメージしてる鴨川があるんだけれど、その鴨川が延々と続いていると思っていた。
たどり着いたのは、暗闇の鴨川。
そりゃあそうだ。僕が想像してる鴨川から2km以上離れた河川敷にいるんだから。
まさかカップルたちも、2km以上等間隔に並んでるわけはない。
仕方がないから鴨川を北上することにした。
暗闇の中、川に向かってエレキギターを弾いている人がいた。うん。いいね。
段々と、河川敷も明るくなってくる。
歩きながら、あと数時間で迎える誕生日のことについて考えていた。
なんというか、節目な年齢になるのもあって、これまでの短かったような長かったような、人生について、ぼんやり思いを馳せてみた。
京都の街は、11月なのに、春みたいに暖かくって、半袖の僕が、絶えず聴こえる川の音に溶けていくような感覚になっていた。
恵まれている。そこそこ頑張っている。だらけてもいる。生きてもいる。でも、からっぽな感じもする。
このまま、こんな感じで生きていくんだろうか。長く生きるのかな。生きるだろうな。
前にこんな歌を詠んだ。
浮き輪はまだある。多分、まだ溺れられない。
もう秋だね。
文学フリマ東京に出店します。
個人ではなく、5人でだします。(短歌(10首)+エッセイ(1つ))×5です。
僕の作品はもちろんだけれど、他の4人の作品を見てもらいたいです。
当日も会場いる予定です。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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