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【体験談】ドクターストレッチに行ったら、身体だけじゃなく心もストレッチされた話

2024年は、本格的に身体をメンテナンスしよう。
そう思って、まずは長年気になりながら放置している肩こりを治すことにした。

常に重だるい頭と肩まわり。肩こりを治せば、お肌や髪の毛のコンディションもよくなるかもしれない。慢性的な不調が少しでも改善されるなら、きっと仕事や生活の質も良くなる。そんな思いからだ。


この肩こり、もはや背に腹は変えられない

このガチガチの肩はもはやマッサージでは無理だろう。
ならば、鍼灸だろうか。でも、なんだか怖そう。ぐるぐるとスマホとにらめっこしながらさらに肩こりを悪化させていたところ、ふと肩甲骨はがしの画像が現れた。

これが噂に聞く肩甲骨はがしか、なんて気持ちよさそうなんだろうか。
こんなふうに肩甲骨を思い切りぐりぐりされたら、さぞ気持ちいいだろうなあ。妄想しながらすぐさま検索し、初めてドクターストレッチの存在を知った。

正確には初めてではなく、ショッピングモールの中にある店舗をいくつか見たことがある。だが、見るからに若いスタッフの子達がチャラチャラワイワイやっている様子に「ここは私が行けるところではない」と思ったことを思い出した。

その時の印象から、自分の中で「絶っ対にムリ」と思っていた選択肢が、いま目の前に魅力的に現れた。行ってみたい。でも、あのワイワイの場所に入っていく勇気は出ない。でも、肩甲骨はがしは受けてみたい。行けば、肩こりから解放される未来が待っているかも。

実に3日くらい葛藤した挙句、「悩んだらワンアクション」という今年の抱負に心を決め、勇気を振り絞って予約ボタンを押下した。

いざ、来店

着替えは用意があると予約確認メールにあったので、入店する勇気だけを携えていざ店舗へ。やはり若いスタッフさんばかりでたじろぐ。だが、ここは思い切っていかねば。意を決してスタッフさんに声をかけ、手続きを済ませた。

店内は、なかなかの爆音で割と近い距離に施術台がある様子。
「こりゃ、失敗したな」正直、そう思った。これから一時間あまり、どうやって過ごそう…。だが、来てしまったものは仕方ない。担当さんに促されるまま、ストレッチウェアに着替え、あれよあれよと施術台へ。

あー、帰りたい。
一生懸命、身体の状態をチェックしたり、説明したりしてくれている担当さんの話を聞きながら、頭の中はそんなことを考えていた。

しかし、いざ施術が始まると程よい力加減で身体を押したり伸ばしたりされるのが本当に気持ちよく、まんざらでもない。マッサージとは違う新感覚の気持ちよさだ。ちなみに気にしていた他の人との距離感は、不思議と全く気にならなかった。

そして、いよいよ肩甲骨ストレッチへと段階が進み、まるで自分の身体がモノのようにグッと肩甲骨ごと持ち上げられた。ただし、この表現は私の体感なので、正確にはどういう状況だったかは定かでない。とにかく、それくらい新感覚だった。

その後も丁寧な施術が続き、終了。
一人では不可能な向きや強さで行われるストレッチは、痛気持ちいくらいの強度で無理なく自分の身体のポテンシャルを上げてくれる、そんな感じだった。

実際、施術後の体感は「羽が生えたよう」だった。
よく、マッサージ店などの口コミでこのフレーズを見て「そんなアホな」と思っていた。だが、この身体の軽さはこのフレーズ以外に表現できない。身体も頭も軽くなり、ポカポカになった身体に満足し店舗を後にした。

効果は絶大

普段寒がりな私だが、ストレッチを受けた日は明らかに血行が良くなり、一日中寒さを感じなかった。しかも翌日は、気のせいかもしれないがお肌の調子が良く、ハリ、つやがいつもとは違っていた。

どれくらい柔軟性が改善され維持されているのか、試しにいつものヨガをやってみると、まず腕の上がりやすさが全く違う。普段は、腕を上げたり胸を開くポーズでは息が止まりそうなほど苦労するのだが、「いつもどこでつまずいてたんだっけ」と思うほどスムーズにできた。

だが、何よりも驚きだったのは、前屈が深まったことだ。今回、施術を受けたのは上半身。だから前屈には関係ないと思っていたのだが、明らかにかつてないところまで前屈できている。前屈には下半身、特にハムストリングスやふくらはぎの準軟性が大切だと思っていたが、どうやら背中の柔軟性も大きく関わっているようだ。まさに目からウロコ!

これなら、身体を動かすことも億劫ではない。というか、この良い状態を維持するためにもっと動こうと前向きになることができた。「身体は変わる」は、本当。「そんなアホな」と思っていた私がアホでした。

全身ストレッチで考え方も柔軟に

ドクターストレッチを体験してみて、人の身体をいい状態にメンテナンスできるってなんて尊い仕事なんだろうと本当に感動した。しかも、おそらく20歳そこそこくらいの若い子達が、まるで専属トレーナーのように自分の身体に一緒に向き合ってくれる。

若い子から元気をもらうって言うのはこういうことか。
お客さんの平均年齢が割と高めだった理由もなんとなくうなずける。

入店前のイメージで「チャラチャラワイワイしてて自分には無理」と、先入観で決めつけていた自分を反省。何事も体験してみないと、中に入ってみないとわからないものだ。

そして、もう一つ自分でも驚きだったのが、スタッフさんと他愛ない会話をしていて、ふと「自分に子供がいたらこんな感じかな」と思ったことだ。子どもを持つことを想像する時、それは大抵、幼児期から就学期のシーンを思い浮かべる。だから「大変そう。自分には無理。」と思ってしまう。

だが、いずれ子どもが大人になり社会人にでもなれば、こんなふうに若い世代ならではの感性で大人同士のいろんな話ができるようになるんだろう。それってすごく楽しそうじゃないか。

子どもは欲しくない。
常々、そう考えてきた私にとってこれは本当に意外なことだった。

一度施術を受ければ、セルフストレッチを続けることである程度柔軟性は維持されるらしく、数週間経った今も割と快適な身体を維持できている。動ける身体の大きな糸口をつかみ、大満足。

別にドクターストレッチの宣伝をするわけではないが、「良いものは良い」と言うことだろう。

聞くところによると、筋肉には縮こまろう(元に戻ろう)とする性質があるらしい。せっかくストレッチした身体と心を維持できるよう、引き続き新しい世界へ踏み出してみよう。


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