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DIE WITH ZERO/ゼロで死ぬ

本を読んだ、この本を。

緊急事態宣言が再び発出されて、なんだか世の中がざわざわしつつ、とにかく目の前のことをどうにかせねば、という状態でありつつも、中長期的視点ってやっぱり忘れちゃダメだよなと思わせてくれた。

なかなか共感できるところ、気付きがあったところも多かったので、備忘録も兼ねて、書く。久しぶりに、書く。


個人的に響いた筆者の主張、共感できるところ、気付きをまとめるとこんな感じ。

✓資産がゼロになるように死ぬ。みんなお金溜め込みすぎ
✓子どもには死ぬ前に与える
✓人生で一番大切な仕事は「思い出作り」
✓思い出の配当
✓やりたいことの「賞味期限」
✓人生は経験の合計


資産がゼロになるように死ぬ。みんなお金溜め込みすぎ

「お金は人生を楽しむための手段でしかない。にも関わらず、多くの人々は将来を不安視しすぎて、お金を溜め込みすぎている」と筆者は言う。寿命を意識して使い切るように生きる、資産はあの世には持っていけない、と。

結局は"長期的に考えながら今を楽しむバランス"だと個人的には解釈してるんだけど、
・喜びや楽しみを先送りにしすぎないこと
・今しかできないことにお金を使うこと
・多くの場合、年齢重ねるごとに稼げるようになっていくから、若い時の小さなお金は経験にガンガン使うこと

このあたりは大事にしていきたい。


子どもには死ぬ前に与える

とはいえ「子どもに遺産を残したい」という考えも理解できる。
それに対する筆者の考えが目から鱗だったのだが、
「子どもが若いうちに相続してしまえ」というものだった。

お金は高齢になってからよりも若い時の方が有意義に使えるし、生き金にできる。

僕は30歳で息子、33歳で娘が産まれたが、仮に自分が90歳で亡くなった時に60歳の息子に相続するよりも、60歳の時に30歳の息子に相続した方がよっぽど良い使い方をしてくれると思う。

もちろん、相続なんて個々の状況によってどうにもならないこともあるだろうが、考え自体は理解できるし、その方が良い気がする。

まだまだ先の話だが、これは実行できるものならしたい。

ちなみに、60歳でまとまった資産を作れる見込みはまったくないw
子ども2人とも大学行くとしたら学費支払い終わってまぁまぁすぐよ?ちょっとはゆっくりさせておくれよwww


人生で一番大切な仕事は「思い出作り」

筆者が繰り返し述べていたのはこれ。本当にそう思う。

死が近づいてきた時には、
・家族や友人と過ごした素晴らしい時間
・仕事で苦労したけど達成感を味わったり、貢献できたこと
・何かに挑戦したけど、全然ダメで悔しかったこと
・誰かの役に立てて喜んでくれたこと
こんなことを思い出すんだろうなぁ。

どんな思い出を残したいか。これが大事よね。


思い出の配当

ある時の思い出は、その後の人生に残り続ける。

配当とは、企業に株式投資した時に定期的に配当金として株主に支払われるものだけど、それと同じように、ある時に経験したことはその瞬間だけでなく、思い出や記憶としてその後の人生でふとした時に思い出すことがあるし、その内容によってはずっと味わい続けることができる。

若い時に素晴らしい経験をしたら長い間その思い出を楽しむことができる。

確かに僕も20代は旅に時間もお金も費やしたけど、今もその話をして思い出すことがあるし、大きな財産になっている。

もちろん、「あの時は良かったな〜」なんて言う気はさらさらない。
"今の幸せ"を感じるために、過去の良い思い出は一役買うのだ。


やりたいことの「賞味期限」

やりたいことがあっても、年齢やその時の状況によっては、それを実現することが難しいケースもある。その期限を意識して過ごすこと。期限から逆算しながらやりたいことはさっさと楽しんだ方が良い。

ちなみに家族旅行で言うと、子どもたちが一緒に旅行に行ってくれるのは一旦小学校卒業までくらいかなとした時に、

・雪の白川郷に泊まりに行きたい
・立山黒部アルペンルート、雪の大谷ウォークに行きたい
・冬の北海道旅行に行きたい

などなど上げていったら、毎冬旅行することになった。
大変だ、時間が足りない。


人生は経験の合計

どれだけ充実した人生を送ったかを測るには、
毎日、毎週、毎月、毎年、または一生に一度、どんな経験をしたのか、その合計によって決まるという。最後に振り返った時にその合計された経験の豊かさが物差しになるのだと。

確かにこれもそう思う。

とすると、
どんな経験をしたいのか
これを自分なりに明確にする必要がある。

仕事や社会貢献的な活動でまだやりたいこともあるし、
個人の名前で活動していきたい気持ちも強くなってきてるし、
旅は一旦満足してるけど、まだまだ行きたいところは山程あるし、
家族と楽しみたいこともたくさんある。

物事の変化に柔軟に対応しながらも今を楽しむために全体のバランスをとっていくことはめちゃくちゃ得意なんだけど、「どんな経験をしたいのか」、改めて考え直してみようと思う。


ちなみに、著書の中でも紹介されていたけど、死ぬ前に後悔することトップは

「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」

らしい。

「他人が望む人生ではなく、自分の心の赴くままに生きれば良かった」と。

自分のやりたいことに対して、誰かにやんややんや言われることなんてクソ喰らえだよね。一度きりの人生、遠慮なんていらない。


良かったら、皆さんの
・経験して良かったこと
・経験してみたいと思ってること
を教えてください。参考にさせていただきたいです!

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