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『先生の白い嘘』、性暴力に思うこと
映画を見る前の備忘録
みている世界が違う
『同じ世界でも、男女で見ているものが違う』というのは、今までずっと思ってきたこと
例えば、結婚
男性は子供が生まれても自分のキャリアを優先して好きな仕事をできる けれど、女性は子供のお迎え、出産時の身体的、精神的負担、キャリアとの両立に悩まされることから逃げることはできない
例えば、同じものをみてどう感じるのか
"早藤を忌み嫌いながらも、快楽に溺れ、早藤の呼び出しに応じてしまう美鈴"
早藤の言動は明らかに犯罪で、なぜ快楽に溺れるという解釈になるのか 性被害をきちんと取材して検証を重ねたらこんな表記にはならないと思う
また、この文は謝罪もなくサイレント削除されていた 無かった事にされる、事なかれ主義 なんだか虚しくなる
インティマシーコーディネーター
私がこの映画を知ったのは、X(旧Twitter)でこの件が話題になっていたから
主演が入れて欲しい、と言っているのに却下する
直接言ってほしい、それがみんなできるのなら、そもそもインティマシーコーディネーターという職業は生まれていない
間に人を入れたくない、それは監督のエゴなのではないか? 自分の表現の追求よりも、一人の人間の尊厳だとか心理的安全性の確保を優先すべきなのではないか?
目を見ればわかる 本当にそうなのだろうか? 自分の近しい人間でもわからないことがあるのに、作品で一緒になっただけの関係性でわかった気になっているだけなのではないか?
男性と女性、監督と役者 自分の優位性を理解していないのだ、と感じる
映画を観てきた感想
性描写、多くない?
そんなにいるのかってくらい何度も描かれる描写、俳優さんの顔、全体像を映す必要はあったのか?シルエットなどでも描写できたのではないか?
日本映画の、脱いだら一人前みたいな考え方 そろそろ廃れてもいいと思う
センシティブな表現、暴力表現
DVを受けたことがある、性的暴行を加えられたことがある そのほかにも、加害された経験がある人には難しい映画だと思う フラッシュバックの危険性や、この映画を観た経験がトラウマになってしまう可能性が高い
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