12月、プレゼントを2回もらえるドイツの子。
もう目の前に12月。
クリスマスマーケットの準備も着々と進んでいるドイツです。
薄暗い冬場、クリスマスマーケットの時期が始まるとやはりドイツのこの時期は素敵だなと長年住んでいても思います。クリスマスマーケットの雰囲気は暖かく、賑やかで、寒い冬を彩ってくれています。
さて、12月には、ニコラウスの日とクリスマスがあります。
ニコラウスの日は聖ニコラウスが子ども達に会いに来てくれる日で、良い子には金貨、くるみ、みかん、りんご、ナッツなどをくれ、悪い子は袋に入れられ連れて行かれると言われています。
ニコラウスはサンタさんにそっくりな見た目で、杖と大きな本を持ち、その本に子ども達が普段している良いことも悪いことも、全ての行いが記録されています。子ども達はクリスマスとは別に、この日をとても楽しみにしています。
ニコラウスの日は6日です。
この日の前日には夜、自分の靴を自分で磨き、ピカピカにした状態で玄関に揃えておきます。すると、朝ニコラウスからプレゼントが届いています。子ども達は、今年もニコラウスが来た!と、朝から大喜びします。
また、机の上にはニコラウス用のお菓子やお茶など用意している家庭もあります。ちなみに、ニコラウスの日は我が家は大きなプレゼントはあげませんが、絵本や文具など添える事が多いです。
スーパーでも子ども向けのイベントがあります。例えば、スーパーで用意されている紙で出来た長靴に色をぬり、記名し、指定日までにそれをもらったスーパーに持って行けば、スーパーがお菓子や、果物をモリモリ詰めてくれて、ニコラウスの日に無料でもらえます。子どもがいるうちなら誰でも自由に参加出来ます。スーパーによっては、中に入れる品物が変わるので、あちこち参加も出来ます。我が家は最寄りのReweのみ参加です。
ニコラウス当日は子ども達が提出した長靴がズラリと店内の受け渡し所に並びます。子どもも喜び、親のお財布にもとても優しいイベントです。
ニコラウスの他に、ドイツではクリスマスがあります。最近では外国人家庭も多いのでサンタ派も多いですが、クリストキントという女の子の天使派が一般的です。サンタではなく、クリストキントがプレゼントを運んできてくれます。
要は、ドイツにはサンタはいないのが本来のクリスマスです。
この2大行事のおかげで、2回もプレゼントがもらえるドイツの子ども達です。