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ICL手術受けて世界が変わった話

レーシックはご存知の方も多いと思いますが、
ICLはそれより最先端の視力矯正医療です。

語弊を生むことを承知で言葉を選びますが、
永久コンタクトレンズ、みたいなものです。
目にレンズを埋め込みます。

おそらくこれを検索してたどりついた方は、
レーシックやICLに興味があって既に下調べしてる方が多いと思うので割愛。

病院選び

ほとんど比較してません。
レーシック・ICLの症例がおそらく国内最多の品川近視クリニックか、芸能人の症例の多い新宿近視クリニックにしようと思ってました。

決めては、「すぐに手術できるかどうか」
手術まで、初診・初回検査〜最終検査・支払い〜手術と3段階あったので、それぞれの予約が取りづらいようでは、長期戦になって困ると思っていたところ、
品川近視クリニックは希望の最短土日で予約が取れたため、そちらで検査を申し込みました。

レーシック?ICL?

もともとはレーシックを受ける予定でした。
・費用的にも安価な方である
(ICLは2倍近くの料金)
・すぐに手術を受けられる
(レーシックなら一日完結型のプランがある)
それに、大昔に母が同じクリニックでレーシック経験ありだったため。

…が、初回検査をしたところ、
近視と乱視が強過ぎて(具体的には近視と乱視を合計して-10Dになったため)、
レーシック不適用となりましたので、ICLにしました。

初回検査

眼科で受ける検査とほぼ同じ。
・地球儀を見つめる視力検査
・目に空気砲を当てられる眼圧検査
・角膜の厚さ検査
・細胞数の検査
・ロボメガネをかける視力検査

あとは、レーシックとICLの違いや、
プラン・費用の説明、手術前後の注意点の説明があって終了。

滞在時間は3時間くらいで、ほとんどが待ち時間。
検査だけで言えば30分くらいかな。

私はもともとレーシックのつもりだったので、
倍の金額を払ってまでICLを受けるかすぐ決断できず、
一回持ち帰ることに。

そして結局当日のうちにICLを受ける決意を固め、
最終検査の予約を翌日に取った。

最終検査

初回検査でレーシック不適用になったため、
ICLレンズの度数選びのために
再度、ロボメガネをかける視力検査。

そして、瞳孔を開く目薬を点して、
瞳孔が開いた状態の診察。
診察自体は普通の眼科と同じ。
痛いことはありません。

その場で説明も受けるが、時間が経つにつれて視界がぼんやりしてくるので、
心配な人はお迎えに来てもらうといいかも。
5時間くらいしたら普通の視界に戻るけど。

あとはレンズ代だけを払って終了。

私の視力が悪過ぎてレンズは発注になったため、
届き次第の手術になるとのこと。

ちなみに私は乱視レンズではなく、
普通の近視レンズ+レーシックで乱視矯正にした。

乱視レンズは上下左右の向きがあるらしく、
うつ伏せで寝たりするとレンズの向きが変わってしまうことがあるらしく、
そうなると再手術が必要になるため。

手術まで


1週間くらいで手術の日程が決まったと連絡があり、
わくわく。

失敗のリスクを考える人もいるけど、
どのみち私の視力では、裸眼でほぼ何も見えない状態だったので、
そこに対する不安はなかった。

術前3日前くらいから毎日3種類の目薬を1日5回差して、当日を迎える。

手術当日

あんまり記憶がない。
再度、視力検査と眼科検診をして、
手術専用の待合室に裸眼で移動。

この時点でほぼ何も見えないので、よくわからない。

看護師さんが、瞳孔を開く目薬を何回かに分けてうちに来てくれたと思う。

しばらくしてグループごとに呼び出され、
再度眼科検診を受けて、注意事項の説明があり、
あとは手術室前で待機。
待機中に看護師さんが麻酔の目薬を打ってくれる。
効いてる感覚は全くない。

裸眼の視力がほぼないに等しいので、
何が起こっていたか、どんな場所だったのかは
正直あまりわからない。
待合室での待ち時間は割と長かった気がする。
体感30分くらい。

さらっと名前を呼ばれていよいよ手術の番。

手術

本当に何も見えてないので記憶はかなり曖昧だが、
いわゆる薄暗い手術室に入って、
椅子のようなものに寝そべった。
手術台ではなかったと思う。

手術は片目ずつ。

おそらく目の上下をテープで固定され、
その上からさらに医療器具で目を開けたままに固定され、
消毒液なのかなんなのか液体をどばどばかけられる。

目の前の明るい点を見続けてくださいと言われるが、
視力が悪いので、その「明るい点」がどれなのかよくわからなくて苦悩した。
必死に光を追いかける。

そうしてるうちに、目を触られてる感覚が出始めて、
なんとか見つめている「明るい点」が赤・緑・黄色の光に変わって、
まるで覚醒剤をやってる人の視界みたいなものが見えてくる。
それでも頑張って見続ける。

メスを入れられたとかレンズが入ったとかいう感覚は全くなく、
何かしら目の奥を指で触ってるのかな?という違和感だけが続く。

そのあたりでもう視界がはっきりしてくる。

最後に、消毒なのかなんなのかをまた目にどばどばかけられるんだけど、
これが唯一痛かった。

チクリ、という感じではなく、
目の神経を伝わって脳に染みる感じだった。

思わず上半身をのけ反ったが、
「危ないので動かない〜」と何度か注意された。

それが終われば片目の手術は完了。

もう片方も同様。わずか15分くらいの手術だったと思う。

手術直後

手術椅子を立つところから既に一人で歩けるレベルで、
まだ視界がぼんやりしているものの、
裸眼ではっきりと世界が見える。
そのことにすごく違和感というか不思議な感覚を覚えて、
まだ実感が湧かなかった。

その足で、少し暗い部屋のリクライニングソファに案内され、
ペットボトルのお水を飲みながら、ひたすら目を休める。

15分くらいして、またグループで呼び出されて、
・視力検査
・術後の私生活での注意点の説明
・目の保護用レンズの配布
・毎日の点眼薬の配布
・質疑応答
などが行われた。これも15分くらい。

そしてそのまま帰宅。
そこまで痛みはないが、やや目の奥に鈍痛を感じるので、
処方されたロキソプロフェンを飲めば解決する程度。
手術当日は1時間おきに目薬を指さなきゃいけないのでやや大変だったけど、
その晩寝て起きたら、翌朝にはもう新しい人生が始まっていた。

一ヶ月経ってみて

本当に世界が変わった。
朝起きた瞬間から世界がはっきり見えるし、
汗でメガネが落ちてくることも曇ることもない。

コンタクトもケア用品も買わなくて良くなったし、
コンタクト処方のために都度眼科に行く必要もなくなったし、
コンタクトレンズの汚れによるアレルギー性結膜炎にかかることもなくなった。
もちろんドライアイもない。

メイクの時間はかなり短縮されたし、
旅行に行く時にコンタクト周りの荷物も持っていかなくて良くなった。
コンタクトの装着レンズやドライアイ対策目薬もいらなくなった。

ライブでヘドバンしても、メガネもコンタクトも飛ばないし、
観光地の温泉も裸眼でしっかり綺麗な夜景を見ながらゆっくり浸かれる。

本当に世界が変わった。

もはや、視力0.01未満だった頃の視界を思い出せない。

最後に

私はまだ3ヶ月後に、レーシックでの乱視矯正が残っているが、
今時点で既に、視力0.01未満から0.8まで戻った。
全然普通に生活できる。

ちなみに、レーシックで乱視矯正をしたら両目1.3くらいまで上がるらしい。

今のところ、デメリットを上げるとすれば、
急激に視力が上がったので慣れるまで眼精疲労が強く、
相当な肩凝りに悩まされたくらい。

それももう今ではなくなった。

ということで、
お金をかけてでも視力を手に入れたい方は、
ICL手術、ぜひおすすめです!

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