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元彼、改めまして男友達と会う (アーカイブ 2023.02.08)
前日のnoteはこちら
もやもやもやもや。
1週間前は偉そうにこんなこと(☝️)書いてたけど、
実際はやっぱりもやもやもやもやで…情けないよね。
元彼、元セフレ、改め「友達」とご飯に行ってきたのだけど、
なんだかな〜という感想。
当然と言えば当然。
そんな簡単に切り替えられるわけがない。
そもそも、「付き合ってた頃に二股をして傷付けてしまったことを直接謝りたい」という名目でご飯に行ったはずなんだけど、
謝罪の言葉は一つなかった。
「大したことないと思ってる」
「全く反省していない」
…という感じはあまりなかった。
多少は見た目もやつれていて、会話は以前よりもぎこちなさがあった。
私が割とのんきに接してしまったせいで、
彼は謝罪ムードの入り口を見つけられなかったのかもしれない。
正直そんな感じはある。
私は私なりに「友達」らしくしなきゃ、と必死で、
できるだけフランクに、
女の感じは出さないように振る舞うことを意識してたので、
それが余計にあっけらかんとして見えたのかもしれない。
いつも自分の家の方まで私を呼び出していた彼も、
今回はさすがに彼が私の家の方まで出向き、
食事代は全部奢りで、
遅刻するどころか時間より前に到着していたようだった。
そういう点からは、反省の様子はうかがえた。
前回のnoteを書いてから、
彼とは何回か長文のやり取りをした。
“僕はもう前に進みます。あなたも幸せになってください。
そのためにも、あなたを傷つけたことを謝らせてください。だからご飯に行きませんか。
だけど、あなたと友達になれるかはわかりません。
友達になれたとしても、
今後一生、友達以上の関係にはなれないです。
(※そこまではっきり言われてないけど実質そういうこと)
…と宣言されてしまった私は、
“あなたが言うその関係性に魅力を感じられない。
関係性の発展の頭打ちが見えてる関係なんて、
それが女友達であれ職場の人間関係であれ、興味が湧かない。
だから今の私は、あなたとご飯に行きたいかもわからなくて悩み続けてる。
悩んでも仕方がないこともわかってるので、とりあえず「友達」としてご飯に行ってみて、
お互い「なんか違う」と思えばその時はその時で。
…ということで予定通りご飯には行きます。”
というようなことを数日に分けて送った。
矛盾してるかもしれないけどこれは本心で、
本当に、
会いに行くのも、そもそも連絡するのも億劫だった。
怒ってるわけじゃない、恨んでるわけじゃない。
ただ、もう止まってる心臓に延命措置を続けてるみたいな今の状況がいたたまれなくなり、
「もう終わりにしてもいいんじゃない?」と自分が自分に問うてくる日々だった。
一言で言えば、
今日は、彼と過ごした日の中で一番虚しさだけが残る日だったかもしれない。
これまで、
どこかで手を繋ぐタイミングを見計ろうと、
どんなに寒くても空気でかじかませていたお互いの手は、
今日はしっかりとそれぞれのコートのポケットの中に突っ込まれていた。
私の中で、彼のイメージは「きつい香水の香り」だった。
どんなに夜遅くても、仕事終わりでも、
おそらく出かける前に香水を付け直してきたんだろうなとわかるくらいだったのに、
今日は一切の香りがしなかった。
たぶんつけてこなかったのだろう。
恥ずかしいことに、その判断を下したのは私も同じで、
仕事の日でさえつけていく香水を、
私も今日はあえてつけていかなかった。
頑張って準備してきた、と思われたくなかった。
ちゃんと友達として線引きしてますよ、というささやかなアピールのつもりだった。
そういう些細な変化から、
これが「友達」になるということか…とぼんやり感じた。
全く魅力を感じない。
全く魅力を感じなかった。
思い返してみれば、
今日は結構私がたくさん話していた気がする。
これまではなんとなく彼が自分の話をし始めて、
私はそれにうんうんと笑顔でうなずきながら話を聞く…
そんな会話の構図だったのだが、
今日は私がぺらぺらと自分の話をして、
彼からの返事は特に気にしておらず、
たまに彼の方から私に対して質問があったりして、
それとなく答える、
…そんな感じだった。
私と友達になるというのはこういうことだ。
相手が興味もない話を私が一方的に聞かせて、
一人で語って一人で満足して、
ろくに相手の反応に感化もされない。
そういう自分勝手の極みが、友達としての私の姿なのである。
(こんな私と友達でいてくれる人たち、マジでありがとう)
にこにこしながらどんなお話も優しく聞いて、興味があるかのように前のめりで質問までしてくれる女の子の姿は、恋人にしか見せないのだ。
彼はこれで楽しかったんだろうか。
私は楽しくなかった。
私は楽しくなかったよ。
これまで気を遣って(というか嫌われたくなくて)絶対に送らないようにしてた私通信(知らない人は検索して)について、
「私たちの関係が友達になったのなら、これからは私通信送ってもいいでしょ?もう彼女じゃないから連絡にプレッシャーも感じないだろうし」
と連絡してみた。
恋人ではなく友達になった彼は、律儀に返事をくれた。
だけど全く嬉しくなかった。
私が求めていたのはこんなのじゃない。
すぐに返信なんてなくたっていいから、
ちゃんと心を通わせていたかった。
どうしようか、この関係。
私は彼に「悩んではいるけど、友達であれば答えを急ぐ必要もないと思ってる」と送り、
彼は私に「答えを急ぐ必要はないです。今回ご飯に行く気になれないのであれば、また気が向いた時でも大丈夫ですよ」と返事をくれた。
その通りだけど、
その通りなんだけど、
なんとなくこのままだと、
早い段階で自然と連絡を取らなくなっていって、
そのまま友達関係は自然消滅していくと思う。
そんな気がする。
彼本人が今日言っていたけど、
「友達でいる」って実はめちゃくちゃ難しいと思うのだ。
恋人のように口約束すらなく、関係の始まりと終わりに宣言もなく、
お互いが頑張って会う時間を作る必要もなく、
数ある友達の中から「今はこの人と遊びたい」という気分を見出さなきゃいけない。
そんな難しいこと考えて友達作ってねえよ!
と、きっとそう思われることだろう。
その通りなのだ。
友達になるって、
本来は努力することでもなくて、
意識することでもなくて、
気づいたら「自然と友達になっていた」というのが正常なはずなんだから。
しかも、本当に知り合い程度同士が「友達になりたい」と思うのであれば、
ある程度の期間はお互い熱量を持って頻繁に連絡を取ったり遊んだりして、
関係構築を図ろうとすると思う。
だけど私たちは知り合い程度ではないどころか、
もう恋人もセフレも経験済みで、
服の下も、最低な過去も、隠したい秘密も、
あまりにもいろんなことを知り過ぎている。
ここから改めて「あなたのことをたくさん知っていきたい」とはなれなかった。
これまでの関係と比べては距離を置きながら、
しかも一定の交友関係は構築していくという、
悩みがちな私をさらに悩ませる課題に直面している。
誰か言ってくれ、私に喝を入れてくれ。
「そんなのはおかしいよ!元彼さんが求める関係は間違ってるよ!あなたの気持ちを何も考えてないじゃん!」
ってさ。
今回の二股発覚をきっかけに、
これまで心の中でバカにしていた恋愛指南書をいくつか読み、
読んでいくうちに何故か趣味になってしまい、
今月だけでも5冊くらい買って読んだ。
あまり参考にならない。
というか、参考にする気がない。
だけど、たくさん読んだことでわかってきたことがある。
「女性の恋愛の悩みには、必ず幼少期の父親との関係性が関係している」ということ。
これは、どんな筆者でも、どんなジャンルの内容でも、
全てに共通して書かれていたことだ。
まあ今このタイミングでそこを突き詰めても、
彼との関係が良い方向へ進むかはわからないんだけど、
今日、彼にこんなことを打ち明けた。
“実は私小学生の頃、両親が仕事から帰ってくるまでの時間を見計らって、お母さんの昔のケータイの中身を盗み見たり、私が生まれる前に書いていたであろうお父さんの日記を読んでしまったことがある。
そしてそれらには、当時小学生の私にとってはあまりにショックな内容が書かれていた、
このことを、これまで友達や両親本人にさえ話したことがない。”
…と、そんなことを打ち明けた。
私は彼に見つけて欲しかったのかもしれない。
私の消えない心の傷や、
毎日がどんなに楽しくても拭えない寂しさや、
本当につらいことほど一人で抱え込んでいるということを。
気づいて欲しかった、最後まで意地っ張りな私の本心に。
気づいてくれなかった、最後まで私に興味がないあなたは。
Suchmosなんてオシャレに聴いて、
無理やり心を落ち着かせてる場合じゃない。
恋愛から目を背けてる場合じゃない。
もう現実を見なさい、私。
飲むれないのは何故?
眠りたくないのは何故?
まだ彼に気持ちが残ってるからじゃないの?
どうする?さよならする?さよならしない
あーあ、悲しみってなんだったっけ…
きっとだめになっちゃうな。
少しずつ、喧騒の日々も色褪せていくんだろうな。
そしていつか、思い出さなくなってしまうんだろうな。