ずっと弟たちが憎かった
私の母は私と同じ兄弟構成の中、育った。
長女で下の兄弟たちがいた。
母は自分にとって異性の子どもをより可愛がった。
喧嘩をすれば私が怒られた
◯歳も年上なんだから
お姉ちゃんなんだから
私はちいさい頃から下の兄弟が大嫌いだった。
小さいというだけでいつでも抱っこしてもらえる
小さいというだけで甘やかしてもらえる
私が羨ましい、甘えたいなと思ったとき
弟と同じものを与えられた記憶はない。
大きいという理由で拒否された記憶がとても強い。
大人になった今もなお、あの頃の私が
胸の奥の方で、小さい身体をもっと縮めて声を殺して泣いている。
そう、私はずっとずっと寂しかった
ずっとずっと羨ましかった
ずっとずっと生まれなければよかったと思っていた
だって、私がいない家族はそれだけでもう完璧に見えたから。
私なんていても居なくても変わらないよね
誰も私を愛していない
一番にしてくれない
しにたくなるよね
だってだれもあいしてくれないんだもん
私なんていらない子だ
それが幼少期から消えない自己認識。
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