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時にはシネフィルな夜「妄想カンフー ダイナソー・ミッション」

またぞろ、愛すべきバカ映画の話をしよう。

全編17分のショートムービー。

恐竜はともかく、作り手と演者のカンフー愛だけは確実に伝わってくる。

クオリティの高いファンムービーみたいなものかも?

70年代を少年として過ごした男子でブルース・リーにハマらなかったヤツとはあまり仲よくなれそうにない気がするほど、基本的に昭和の小学男子と中学男子は、香港カンフー映画が好き。

そして大半の男の子は、基本的に永遠の格闘バカ。

だいたい多くの貧乏人のヌンチャクの練習は、固く搾った濡らしタオルでやるのよね。

あと、よくあるのは古くなった縄跳びのグリップを転用したモノで。

中には木工所の倅は木で。

でも、鉄工所のボンボンのブツは見た目はカッコいいけど、練習するだけで青タンなど自分の身体にダメージが出る極めて取り扱い危険なヤツだったなあ。

未だにウチの街の地元企業はオーダーメイドのロビンマスクを作ったりしていますから、パパかどうかは知らないけど、望まれたらとりあえず何でも作ってみるこのへんの職人気質は変わらないみたい。

そしてカンフー映画好きが昂じると、どうしても自分が出たり映像を作りたくなるのよね? 武田鉄矢も「刑事物語」でヌンチャク代わりにハンガー使ってたし。あの第一作目、意外と泣けるんだよな。

そして、末尾リンクにある今回のような作品を観るたび、話はともかく意外とアクションはいいじゃんとか言って喜ぶ、オレみたいな昭和ジジイがいるわけさ。

どんなジャンルであれ、この世にオタクの根は尽きまじ。

男の子なら、己の肉体のみで敵と語り合え!

https://kungfuisfun.com/2022/09/05/dino-mission/


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