ぐるっと西海道【最終話 「A列車で行こう」!】
ども、ゆさっちです。
いろいろあって、前作から少し間が空いてしまいました。
佐賀から熊本の海沿いをたどる旅、今回が最終話となります。
なお、この旅は2021年6月20日のものです。
感染拡大地域を避け、マスク着用、消毒液持参等の対策のうえ現地を訪れています。
今日は福岡空港から帰路につきます。
飛行機の時間は夕方なので、時間調整でまだ乗ったことのない三角(みすみ)線に乗ってみたいと思っています。
いつもより少し短めのお話となりますが、お付き合いください。
というわけで熊本駅にやってまいりました。
今回は三角線の終点の三角駅まで、特急「A列車で行こう」で往復したいとおもいます。
列車が発車するホームには列車の入線前から列車名の由来となったデューク・エリントン楽団の「A列車で行こう」(Take the 'A' Train)が流れ、これからの旅のムードを盛り上げています。
列車が入線する直前、アテンダントのおねいさんが美しいたたずまいで入線してくる列車を迎えます。
そして、列車が入線してくると深々と一礼、かつて787系特急「つばめ」でアテンドしていた「つばめレディ」を思い出します。
はい、これが熊本ー三角間を結んでいる特急「A列車で行こう」です。
中はこんな感じですよ。
後ろのバーカウンター的な所ではカクテル等が飲めるのですが、昨日階段で転んで捻挫して(この時はそう思ってましたが、後日骨折であることが判明)痛みと闘っていたゆさっちは席でおとなしく冷たいお茶を飲んでいました。
熊本駅を発車すると車窓には田園風景が広がり、九州を感じさせる夏の日差しが惜しげも無く降りそそぎます。
雨で始まったこの旅ですが、最終日に本来の夏の姿を見ることができました。
やがて車窓には海が広がります。
車内には"Take the 'A' Train"や"In The Mood"といったビッグバンドジャズが流れ、昔々トロンボーン吹きでこれらの曲を散々演奏したゆさっちは一時捻挫の痛み(骨折だって)も忘れ、車窓とBGMに浸り、至福のひとときでした。
熊本を出て40分弱、三角線の終点三角駅に到着しました。
駅の中はシックな感じです。
シックな内装と対照的に外観は南仏風(?)な印象でした。
さあ時刻は12:00、お昼ごはんにします。
最初は別なお店に行く予定だったのですが、駅前を散策していたら「天草ちゃんぽん」なる幟を目にしました。
このたたずまい、経験上これはうまい店です。
長崎でもちゃんぽん食べなかったしここに決定です。
着席し、オーダー(とはいちゃんぽんしか無かった気も)。
オプション(+100円)で大王肉を追加しています。
大王肉とはこの地の地鶏の鶏肉のようです。
待つことしばし、来ました!ででん!
魚介の濃厚な味わいと大王肉からの出汁も相まって至高の味わいです。
このスープをちゃんぽん麺がしっかりと受け止めています。
大満足の一杯でした。(*´▽`*)
お腹が満ちると、帰りの列車が来るまで待合室でまったりです。
列車が到着するたび、降車した方の多くは少し離れたところにあるフェリー乗り場をめざします。
ここは天草観光の拠点なんですね。
「天草」という響き、惹かれるものがあります。
またこの地を訪れることがあれば、是非行ってみたいです。
さあ、帰りの「A列車で行こう」が入線してきました。
先ほど来た路程を熊本に向けて戻ります。
帰りはほとんど貸切です。(´∀`; )
列車は特急を名乗る割には、ローカル線の風情いっぱいにのどかに走ります。
閑散とした車内にBGMの"Take the 'A' Train"と"In The Mood"が交互にエンドレスで流れます。
往復で聴いていると、正直食傷気味です。(´∀`; )
でもこれがいい感じに催眠効果をもたらし、昨晩怪我の痛みで一睡もできなかった自分をいい感じで眠りに誘ってくれます。
「なんで三角線にスイングジャズなんだろう?」
そんなことを考えているうちに爆睡し、目覚めたのは熊本駅直前でした。
さあ、今回の旅も大詰めです。
まずは駅の構内にあるお店で念願の熊本ラーメンを味わいながら、旅の名残を惜しみます。
そして、是非乗ってみたかった800系新幹線、うれしはずかし初乗車です。٩(ˊᗜˋ*)و
さあ、ここからは試練の旅、痛みと闘いながら頑張って帰らなきゃ。
でも今回の旅、出合った人、食べ物、風土、どれも素晴らしかったなぁ。
近いうちにピンポイントにフォーカスして、ゆっくりじっくり再訪したいです。
そう、次回はベストコンディションで。
ではまた、次の旅行記でお会いしましょう。✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
(追記)
ひびの入った腕は、今はもうすっかり回復しました。
旅先の怪我には要注意ですね(´∀`; )
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SUMMILUX 35mmF1.4
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