中島輝さんの「自己肯定感の教科書」を読んで③
引き続き
中島輝さんの「自己肯定感の教科書」を読んでです。
今日は、「自己肯定感6つの感」の2つめ。
「自己受容感」
ありのままの自分を認める感覚。
自分のポジティブな面もネガティブな面もあるがままに認められる感覚。
とのことです。
2つの質問が載ってましたのでご紹介します。
①職場や学校、家庭でちょっと注意されると深く落ち込んでしまう。
立ち直るまで時間がかかってしまう。
②自分のペースを乱されると些細なことでも「イラッ」としてしまうことがある。
いかがでしょうか?
過去の私は、①の立ち直るまで時間がかかる。
まさにそのものでした。
独身の時は、職場の人からの些細な一言。向こうは悪気のない普通のことを言ったのに、私の中で話を捻じ曲げ悪く解釈して、あの人にこんなことを言われた。その時の情景、言葉。何度も思い出して引きずりずっと考え続けてました。
何か別なことをしても、
あの一言が…と好きなドラマを見ていても、仕事をしていても、趣味のヨガに通っても、ワインサークルの飲み会に行っても、ドライブで好きな場所に行っても、
いつも頭の片隅で考え続けていた。
結婚して子供が園に通ってからは、ママ友の何気ない一言で自分の中に雷が落ちた。
表面上は笑っていても、心の中ではひどく落ち込み続けていた。
そんな時は何をしても、心ここに在らず。でしたので、自分の好きなこと、楽しいことをしていても充実感や満足感を満たすことはできませんでした。
具体的にいうと、
家事だと夕方になっても夕食の準備ができない、一度座ったらやることがあっても立ち上がれないでぐったりして時間が過ぎる、子供を遊ばせたくても、子供の集まるような場所には行きたくない、仕事に行くのが嫌で、朝起きられない。いろいろありました。
子供から、「ママ、どうしたの?なんかいつもと違うね。元気ある?」と5歳の子に心配してもらったことも。
自分のポジティブな面、
自分のネガティブな面。
どっちもあるがままに認められる。
コーチから初めて「ネガティブな自分」はとても大切なんだよ、と聞いた時
衝撃でした。
だって、テレビや本なんかでは、「ネガティブはダメ」って書いてあったのですから。今まで育ってきた中でも、
「泣くんじゃない。」
「悲しむより楽しいことを考えなよ。」
「我慢しなさい」
ネガティブな感情には蓋をしなさい、そもそもネガティブはダメな感情。
感じてはいけない。
そんなことを聞くことが多く、ネガティブは敵だと思い込んでました。
そして、ポジティブは、自分を謙遜することが美しいと思い込んでたので
人から褒められても、「いやいや、全然そんなことないよ」となかったことにしようとした。喜びの感情を感じないようにしながら、まだまだ頑張らないといけないと感じてました。
ここまで書いてて、過去の自分の信じてた世界。この世界にいたら相当苦しかったよな…と感じました。今、渦中にいらっしゃる方は本当に辛いと思います。
さらに、本の中では、アルフレッド・アドラーさんの
「I'm OK,I'm not OK」が紹介されてました。
「人間は、完璧・完全にはなれません。不完全です。
つまり、いい自分・好きな自分、悪い自分・嫌いな自分、どちらもあるから
素晴らしい。
人生とはそれでいいということです。
アドラー心理学、私に新しい風を吹き込み、救ってくれた考え方です。
どんな自分にも「OK」。どんなことが起きても動じない心。
「折れない心」が手に入ります✨
最後までお読みいただきありがとうございました。