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アメリカで『君たちはどう生きるか』を鑑賞してきた
日本で2023.7.14に公開され、大きな話題になった映画『君たちはどう生きるか』ですが、私は見ないまま渡米してしまいました。それが一つ心残りでしたが、アメリカで無事鑑賞できました
映画のタイトルが違って伝わらず
アメリカでも公開されると聞いて、夫に以下のように伝えました。
私:「ジブリの『How Do You Live?』みたいんだけど」
夫:「え…?何?」
『君たちはどう生きるか』をそのまま直訳しましたが、まったく伝わらず。発音とタイトルは以下でした。
日本語版 ジブリ /『君たちはどう生きるか』
アメリカ版 ギブリ /『The Boy and the Heron』
夫曰はく、『How Do You Live?』って映画のタイトルだと、何の映画かよく分からない…。
以前、私は中国語を学んでおり、中華圏の友達とジブリの話をしたことがあります。
監督の名前は宮崎駿/Gōng qí jùn と発音します。英語だとそのままMiyazaki Hayaoですぐに誰のことかか分かるのですが、中国語だと宮崎駿監督の名前が頭に浮かびませんでした。
日本のアニメや文化好きな外国の友達や周りと話すと、邦題と変わっていたり、固有名詞の変換がなかなか出来なくて、思ったより会話がスムーズにいかなかったです。あるあるですかね…?
映画のチケット代のお値段は?
アメリカの映画館に初めて行ってみました。振り返ってみると13年以上も映画館に足を運ばなかったので、映画館自体に興奮状態でした。なんだかユニバーサルスタジオジャパンに来たような、ネオンカラーと少しレトロでポップな感じが本当におしゃれです。
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チケットは大人一人$11、平日の昼とかだともう少し安くて$8.5
開演時間は2通り 13:10/19:10
そういえば開演時間って2回くらいが普通でしたっけ…?
日本版は、ポスターがアオサギのイラストですが、
アメリカ版は、眞人の横顔がポスターとなってます。全く同じ映画だと思えないw
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映画関連のグッズ売り場を探してみましたが、『君たちはどう生きるか』を含め、他の映画の関連グッズが全くなく、あくまでチケットと飲食物の売り場しかありませんでした。アメリカはあんまりグッズ興味ないのでしょうかね?
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ポップコーンとコーラを食べようという王道コースを頼むつもりも、価格は以下の通り…。
■基本のポップコーン味
大$ 10.8/840kcal
中$9.4/490kcal
小$8.8/280kcal
■別のポップコーン味
Caramel $8.1/600kcal
Rainbow $8.1/600kcal
Chocolate $8.6/840kcal
■追加で足せる味付け
White cheddar
Nacho
Ranch
Kettle Corn
jalapeño
本編が始まるまでに、映画の予告がXX分
私たちは日本語音声/英語字幕をチョイス。英語音声のほうが人気あるのでしょうか。私たち以外、誰も観客はいなくて、プライベートシアターと化しました。
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席に着いた時点で、映画のCMでジュースや血糖値に関する飲料、AMAZON PRIMEの広告が流れ続けてました。日本と比べると次期公開予定の映画の広告が少なかったです。
15分以上、コマーシャルが流れ続け、自分たち以外に観客がいないので、本当に映画が始まるのか?自分たちは間違ったシアターにいるんじゃないかと疑心暗鬼に…。
が、開演時間から22分経ってから、無事本編が始まりました。
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夫 映画の感想
映画のエンドロールが終わった後、私たち夫婦の間で沈黙が生まれました。とりあえず映画館を出ようという会話になり、しばらくして映画の感想を夫に聞いてみました。
夫:「この映画は、子供向けじゃないよ….」というのが第一声。
「ストーリーはどういうことなの?プロットどうなっているの?」とたくさんの???が頭にいっぱい浮かんだ様子。
夫が唯一分かったことは、
「ハヤオは鳥が好きなんだね」
妻 映画の感想
私(妻)の感想は、夫と似たような感想です。感覚としては『千と千尋の神隠し』を見た時のようなものです。なんだかこの感覚は懐かしく、1回じゃ分からないな…。
私が『千と千尋の神隠し』の映画を始めて見た時は、まだ小学生で、正直な感想は「怖い」でした。しかし数年ごとに『千と千尋の神隠し』を見ると、経験や加齢とともに「これってこういう意味なのか?」など考察や発見が自分の中に生まれるようになりました。
なので、今回見た『君たちはどう生きるか』もそれと類似したものだと思ってます。熟成したワインのように長く時間をかけて理解するものであって、1回見て楽しむタイプではなく、見るたびに印象が変わり、自分の中で経験とともに答えが変わるような映画だと感じています。今度は、将来の自分と答え合わせをしに見てみますね